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🍀《お釈迦様の教えは「受け入れること」》 このように、小林正観氏は仰っています。 私たちは、小学校、中学校の教育において、「思いを持って、努力をして、頑張って、必死になって、今ないものを手に入れなさい」「自分の思い通りにすることが幸せである」と洗脳されてきました。 でも、お釈迦様の教えは、 「受け入れること」だといいます。 思いを持たないで、目の前に起こったことに対して「そうきましたか」と受け入れてしまうほうがラクなんです。 「この人をどうにかしたい」とか、「この状況
■《初心忘るべからず》という格言を生み出したのは、室町時代に能楽を築いた役者兼、演出家の世阿弥です。 世阿弥によると、すべての物事に対して効果を発揮し、あらゆる問題を解決する教えがあるという。 それが、「初心を忘れてはならない(初心忘るべからず)」ということです。 この教えは、次の三つの形で伝えられています。 一、道を志しはじめた時の「未熟さ」を忘れてはならない。 二、キャリアに応じた、その時その時に抱く「感覚」を忘れてはならない。 三、何歳になろうと、初めてとい
「長いこと生きてくると、 いろいろな経験をしてきますけど、 楽しいことよりも、美しいことのほうが 心に残るということが分かります。 美しい自然、人の美しい心。 そういう美しいことだけ覚えていれば、 人生捨てたものじゃない、 というふうに思えるわけでしてね。」 これは、終戦後にエリザベス.サンダース.ホームという施設を創設し、戦災混血孤児を育てた沢田美喜さんという女性が言われた言葉です。 この言葉を聞き、とても感動したという 作家の佐藤愛子さん。 🍀「人生は美しい事だ
お茶の水大学名誉教授の外山滋比古先生は、戦後アメリカから日本に入ってきた映画の「ゴーイングマイウェイ」(我が道を行く)という言葉が印象に残り、それを座右の銘にして努力されたそうです。 外山先生はこれを、「他人のやることに付和雷同しない」と解釈して心に刻まれました。 我が道というのは、常識、流行、体制といった多くの人がいるところにはないそうです。 一人で運命を切りひらいていく覚悟を持ち、孤独に耐えて歩んでいく者がつくっていくものであると仰っています。 しかし、50を半ば
『易経』にこんな言葉があります。 🍀「天行は健なり 君子は自ら彊(つと)めて息(や)まず」 天の運行は一瞬も休まず、止まることがない。 日月の運動も春夏秋冬のめぐりも、すべてそうである。 気分が乗るとか乗らないとか、暑いとか寒いとか、都合があるとかないとかで滞ったりせずに、粛々とただひたすらに運行しています。 天の運行がそうならば、人間も自分の都合を前面に出すのではなく、粛々と与えられた命を燃やさなければいけない気がします。 論語の中にも「無倦(むけん)」という言葉
どうも私たちは生まれる前に、自分の人生をシナリオに書いてきているようだと、 小林正観さんは仰っています。 自分はどういう場所で、どういう名前で生まれ、どのような人生を経て、いつ死んでいく、ということを全部自分で決めているのだと。 それについては、賛否両論あるかもしれません。 もし、自分のシナリオどおりに生まれ、ときに病気や事故に遭い、予定どおりの日時に、予定どおりの事情で死んでいくのだとしたら、決して、不運・不幸で死ぬわけではありません。 自分で書いたシナリオですから
《頭に来ても無礼者と闘わない》 ■「怒ったら、自分の負け」と心得る 人を馬鹿にしたり、無礼な態度や嫌味な言い方をする人には、誰しも怒りが爆発しそうになるものです。 自尊心も傷つけられ、文句の一つも言いたくなるでしょう。 そして大声をあげたり、時には喧嘩になってしまう事もありそうです。 でも、そんな時も、怒ったら負けだと 枡野俊明(しゅんみょう)氏は言います。 相手と同じ土俵に立っても、相手は自分が間違っている事を言っている自覚がないので、言い返しても疲れるだけなので
🍀【継続して一芸に達する】 渡部昇一氏の心に響く言葉より 皆さんは継続を習慣化させるには、どのような方法が良いと思いますか? どんなに頑張って継続しようと思っても、難しいことや、辛い事は中々続けるのは難しいですね。 それでも、勉強していて、怠けそうになった時や、早起きを習慣にしようとして、朝が辛いなと思った時が、ここが頑張り時なのだと思って無理やり起きるなど、乗り越えるタイミングが必ずあると思います。 そういうタイミングがきたら、「ここが踏ん張り時なのだ」と反省して、
運を掴むにはどうしたらいいと皆さんは思いますか? それについて、少し参考になる言葉をご紹介しようと思います。 🍀『「善因楽果(らくか)、悪因苦果(くか)」という仏教の言葉がある。』 🍀よき行いの積み重ねの結果は、よき結果をもたらす。 🍀悪しき行いの積み重ねの結果は、悪しき結果を招く。 よき結果が起こるのも、悪しき結果が起きるのも、その種はどこかで必ず蒔(ま)かれていると言っていいでしょう。 それは、自分が蒔いているのです。 それは、「自業自得(じごうじとく)」と
🍀「晩年の方が人は良い作品を生み出せる。 これは、心理学者のサイモントンらの研究結果より明らかになっています。 心理学者であるサイモントンは、172名の作曲家を対象にして、彼らが作った1919曲の音楽について調べました。 そしてその作品が「どれだけの評価を得ているか」と、また同時に、「その作品が生み出されたのは、作曲家が何歳のときか」を調査したのです。 その結果、多くの作曲家が「若いときの作品」に比べて、「晩年の作品」のほうが、名作だと評価をされることが多く、また論評
安岡正篤『活学』第一編より 難しい問題を考えるには、「三つの原則」がある、ということを今日は安岡氏の言葉から抜粋してご紹介致します。 これは人生のあらゆる問題に応用されることで、殊に難しい問題ほどこの原則適用することが大事であると私も思います。 🍀第一に、何事によらず物を観察し考察するには、決して目先に捉われないで、出来るだけ長い目で見るということ。 🍀第二は、物の一面にこだわらず、出来るだけ多面的に、又出来るならば、全面的に考えるということ。 🍀第三は、物事の枝葉
無能唱元氏は、説法などをする際、病気の因果を断ち切る方法の一つとして、「病人は自分の病名を口にしない事だ。」と繰り返し述べたそうです。 自分の病気を話題にしていると、その話が自分の耳に入り、新しいイメージとなって、アラヤ識に入ってしまうからだそうです。 これでは、病気の因果を断ち切ることが難しくなるわけです。 すると、その因は、再び増長された病気の果として現われると言います。 しかし、最近は楽しそうに自分の病気の話をしたり、自分の失敗談などをネタに嬉しそうに話す人がい
自尊心の低い人は、ほんの少し非難のまなざしを向けられたり、厳しい言葉をかけられたりするだけで一大事のように思ってしまう。 たわいのない発言にも皮肉や嫌みのような隠された意味を見つけようとする過敏な人は、低い自尊心のために苦しんでいると見て間違いない。 他人をこき下ろす傲慢な人も、低い自尊心のために苦しんでいるとレス・ギブリン氏は言います。 こういう自尊心の低い人には、二つの事を理解する必要があると教えてくれています。 🍀一つは、自分の重要感を高めようとして、相手をこき
ポジティブ心理学の研究者ショーン・エイカー氏は、「成功した人が幸せ」ではなく、「幸せな人が成功する」という順番だと説いています。 「体が先、脳が後」と似たような話ですが、なんとなく、「人間は成功を収めるから幸せになる」と思う人のほうが多数派であるように思います。 でも、そうではなく、「幸せが先、成功が後」なのだそうです。 目標や夢を達成する事が、そのまま幸せになるとは限らず、今ある状況を幸せと思えるかどうかで、成功するかどうかが決まって来るのです。 実際に、資産があっ