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『人を動かす』を読んだ

『人を動かす』カーネギー著を昨日読み終わった。やっとやっと、やっと
本を読むことができた。以前はよく本を読んでいたけど、読めなくなったというnoteを何度も書いたが、だんだんと読めるようになり、最近『さきちゃんたちの夜』よしもとばなな著だけは、読めるようになった。
その後
・池井戸潤の半沢直樹シリーズ
・Kazuo Ishiguro『クララとお日さま』
・『ほたるいしマジカルランド』
など読もうと思い、買っていたけれど、途中までしか読めなかった。
今回、面会交流の調停を申し立てたのだけど、調停がなかなかうまくいかないので、コミュニケーション術を学んでみようと友人からもお薦めされた『人を動かす』を読んでみた。ちなみにカーネギーの『道は開ける』は父の愛読書でもあり、こちらも大学生くらいの頃薦められたものの、読んだことはなかった。いかつい見た目から、おじさんくさい哲学書だと思っていたからである。確か表紙におじさんの顔がついているし。
『人を動かす』は古い本ではあるが、これがかなり面白くて役に立つ。コミュニケーションのコツについてたくさんの事例と一緒に紹介されている。啓蒙書というより、ライフハック本に近い。ひょっとしたらこれらの知識は自己表現が得意な人々の多い欧米でしか役に立たないのでは?と思ったりもした。けど、付け焼き刃の知識でもいいから使ってみることにしたら、なんだか良くなる気がしてくるから面白い。
実際に状況が良くなったらいいな思う。

ちなみに今回色々と誤解が解けた。
カーネギーは表記はD.カーネギーとなっていて、幼い時からその本を書棚で見てきたため、ずっとドクター(Dr.)カーネギーなのだと誤って認識していた。でも彼はドクターではなく、営業マンみたいなことをしていた人のようで、Dは単に名前のデールの頭文字だった。また、内容は重たい哲学書だと思ったら、どっちかというと実践しやすいライフハック集だということが分かった。私の父は前に『金持ち父さん、貧乏父さん』を薦めてくれたこともあり、こちらもどちらかというと実践系の本だった。父は真面目で難しい哲学書タイプの本を好んでいるのかとずっと誤解していたが、多分実務で生かせるお役立ち本のようなジャンルが好きなのだと分かった。父をこの数十年間誤解していたことに気づいたのだった。

今日からは『クララとお日さま』を読み始めた。飽きる前に読み切れたらいいなあ・・・。Kazuo Ishiguroは前に飛行機の中で映画『Never let me go』を見て衝撃を受けたことがあり、今回もそんな衝撃を大いに期待している。読み終えて面白かったら、『Never let me go』を書籍で味わってみるのもいいかもしれない。

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