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シンクロする読書

運転できないので、主な移動手段は電車やバスで、出かける時はとりあえず何か一冊、本をカバンに入れて行く。

普段の通勤電車は乗り換えが多くて、電車に乗っている時間が細切れなので、そんなにまとまって読めないのだけど、大阪など少し遠いところに行く時は絶好の読書タイムだ。

本を選ぶ基準はその時の気分で、持って行くカバンに入る本。荷物が重たい時は、本棚にある薄い文庫本の中から目についたものを入れるし、分厚くて夢中になれる長編小説を読んでいる最中は、旅行先でもがんばって持ち運ぶ。通勤カバンは毎日一緒だけど、持ち歩く本だけは日によって変えている。

今日は大阪で観劇の予定で、こぶりのカゴバックを持ちたかったので、今読んでいる単行本だと収まらず、割とコンパクトな、先週神戸の本屋さんで買った大崎清夏さんの『私運転日記』を持って行った。

装丁も美しい

全く意識してなかったけど、これが観劇にぴったりだった。美しい装丁と日記が面白そうという理由で購入し、大崎さんのことはまったく知らなかった。

大崎さんは舞台の脚本を手がけたりもされている詩人の方で、今日見た中村仲蔵の舞台音楽を手掛けておられる阿部海太郎さんともコラボレーションされていて、この本の中に阿部さんが登場しているのだ。

たまたまそのタイミングで手に取った本の内容とその日の出来事がシンクロすることがすごく多くて、いつもびっくりする。行く途中の電車で読んでいた内容が、実際に移動した後に体験したり、話題に出て来たりする。

霊感とかは全くないけど、本に対する直感だけはなぜか働く不思議!

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