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退職までの備忘録④~雪だるま式に増える仕事~

あっという間に年度が替わり、2021年度を迎えた。
相変わらず普通に忙しくて、月の残業時間限度の60時間を気にしながら業務時間を調整する日々が続く。
ただこの頃はまだマシだった、恒常的に週末の自己学習をしなくてよかったから。

だけど自分にとっては十分つらい。
家庭との時間のやりくりがうまくいかず支障が出始めていた。
わずかな救いは夫の帰りがそこまで遅くなかったことと、お互い在宅の調整がしやすかったこと。
今振り返ると、もはや2021-2022年度の記憶はひたすら忙しかった、しんどかった、家のことができなかった、しか覚えていないから割愛しようか。。
とりあえず組織全体が負のスパイラルに飲み込まれ、やってもやっても仕事が増え、勤務時間と業務量が右肩上がりになり減ることはなかった。
確かに業務としてはやった方が理想的だけど、他の業務とのバランスや人員、システム化してないことによる手作業発生などリソース面を無視した指示が飛びまくり、掛かる時間と得られる成果が全く見合っていない組織運営になっていた。
その中でも何度かピークはあったけど。
2022年6月の1週間ぐらい、まさに「やった方が理想的だけどね」っていうクソ仕事を押し付けられ5年分データの再集計を命じられ、当然22時までの勤務では終了できず、夜間処理が終わり社内システムが再び使えるようになる24時までの間に食事と入浴と洗濯を済ませ、26時とか27時までどうでもいい集計を半泣きになりながらやっていたな・・・(遠い目)

そんな中、以前同じ会社にいた先輩だった人から紹介していただいたのが北村さん。
この先輩、すごい密に連絡を取り合っているとかそういうわけではないんだけど、ここぞというタイミングにご縁がつながる不思議な関係。
で、その時も何がきっかけで連絡を取っていたのか覚えていないんだけど、「仕事もその他もろもろも辛そうだし、この方にブレスレット作ってもらえば?」と言われ、言われるがままに予約の連絡をしてみたのが北村さん。

もうかれこれ2年ぐらいお世話になっているのか・・・
初回組んでいただいた淡い色のかわいいブレスレットは見ているだけでも癒されて、今でも心の支えになっている。
初めてお会いした当初から毎回お会いするたびに、今の会社が、今の仕事が合っていないということは言われ続けていたけれど。
ずっと絶対辞めてはいけない呪縛に囚われていたから会社を辞めるという選択はありえなくて、何とかしてこの会社で生き延びる方法はないのかと、そればかり考えていた。

つづく。

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