茨城県境町へ自動運転バスに乗りに。
ハンドルのない「自動運転バス」が公道を走っている地域がある。羽田空港イノベーションシティ、北海道上士幌町、そして今回訪れた茨城県の境町だ。
新しい乗り物に心躍るまちは、ワクワクが溢れた、子どもも大人も楽しいまちだった。
道の駅さかいへ
境町には鉄道の駅がない。そのために自動運転バスが走っているみたいだ。まだ肌寒い4月上旬のある日、お昼を目指して「道の駅さかい」へ向かった。
ここの道の駅には、地元野菜の販売所からサンドイッチショップ、レストランと色々入っているのだが、目に入っちゃったのは、赤い看板!
デリバリーではなくて持ち帰り専用の「ピザーラスタイル」という店舗らしい。限定メニューがあったので迷わずこれに決定。頼んだのは彩りピザの方。
ピザを作っているところが見えるピザーラは初めて。店員さんにはプレッシャーだが興味津々で見つめる。
店内にイートインスペースがあったが、私たちは外のテラス席でいただくことに。
自動運転バスはどこだ?
腹ごしらえが終わったら、バスを探しに向かう。道の駅の奥の方、駐車場にバス停を発見。青いバスがいた!急げ急げ……
乗車は無料、ステッカーとピンバッジがもらえた。「運転手さんいないねー」と子どもたちは不思議そうに言う。確かに、運転席がなくて、車内が広く感じる。
乗っている係の人は「オペレーター」なのだそうだ。自動運転だけど、センサーが反応して車が停止してしまう時には、手動運転に切り替えると言う。鳥にも反応してしまう
「これで動かしてるんだよ」と見せてもらったものにびっくり。
ゲームのやつだー!とみんな色めき立つ。自分だったら、これで公道を走らせるのはなんだか緊張するなぁ。いつか自家用車もハンドルではなくなるのだろうか。
バスの最高速度は19kmくらい。他の車に追い越されながらゆっくりゆっくり進む。桜の時期をちょっと過ぎて、八重桜が満開だった。
自動運転バスは2コースあり、途中で乗り換えることもできるみたいだった。20分くらい乗って「キッズハウス」というバス停で降りることに。
さかい子育て支援センター・S-WORK+KIDS
キッズハウスを降りると、そこにあるのは子育て支援センター。室内に大きな遊具や遊び場があり、子どもたちは「わぁーい」と走ってすぐにいなくなってしまった。
小学校低学年まで無料で利用できるとのことだった。親も「わぁーい」嬉しいな。
奥に進んだら、こんなに楽しい空間が。ボーネルンドの大型遊具にブロック、ボルダリング壁も。
そして、この遊具の向かい側はコワーキングスペースになっていた。遊ばせながら仕事ができるスペース、利用してみたいなぁ。
楽しすぎて、全然こっちに見向きもしない人たち笑 あっちへこっちへ追いかけて、全コーナーを制覇した。ちっちゃい子スペースと大きい子スペースが分かれていて、赤ちゃんも安心して遊べそう。
外には電動ゴーカートもあるそうだが、整理券が終了していた。残念! それでも、中で十分すぎるほど遊べる。とにかく夢中で遊び倒した。
帰りは路線バスで
自動運転バスの時間に合わせて帰ろうと思ったが、同じ道路を路線バスも走っているようだった。「普通の(?)バスも乗ってみたーい」とのリクエスト。
バス停でちょっと待っていると、近づいてくる大きいバス。
バスを降りて、楽しかった一日もここまで。半日だけだったけど、食べて・遊んで・乗って、楽しみがいっぱいのまちだった。
そして、まだまだ回りきれなかった楽しそうなスポットもたくさん。
境町では、今年度中には自動運転の「レベル4」に対応した新型車両も導入されるそうで。新しい車両もまた見てみたい。
また近いうちに来るのが楽しみだ。
大人にも子どもにも優しいまちは、きっとまた新しいワクワクをくれるだろう。
:::今日のおみやげコーナー:::
2023.04
茨城 / 境町
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