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大人の世界。レトロな銀座線に乗って、昭和の純喫茶へタイムスリップ。

日本に地下鉄が開業したのは1927年(昭和2年)のこと。

銀座線の浅草ー上野間で営業を開始。当時はまだ表記が「うえの」ではなく「うへの」だったんだとか。96年前……まもなく100年経つんですね。

1927年(昭和2年)ってこんな年
カレーライスが10銭〜12銭、タクシー料金(東京都内)が1円

昭和館

東京メトロ銀座線では現在、開業当時の「1000形」デザインの車両が走っています。この車両は特別編成で、出会える確率は20分の1!

普段のスッキリした白い壁の車内とは違い、木目調のあたたかい内装にテンションが上がります。

吊り革も丸じゃなくて涙型のものが
右から読むやつですね
緑色のシートに、手すりは真鍮色

・・・

そんなレトロな銀座線に乗って、今日は昭和の世界にタイムスリップ。

銀座線開業当初からある「上野」へ向かい、純喫茶に行ってみます。

雰囲気のあるお店なので、今回は子どもたちはお留守番。大人のみで伺いました。

上野駅徒歩2分「コーヒーショップギャラン」へ

東京メトロ上野駅5b出口から徒歩1分。高架のすぐそば、おもちゃ屋さんの「ヤマシロヤ」の裏手にあるのが「コーヒーショップギャラン」です。

こちらは1977年(昭和52年)の創業。

1977年(昭和52年)ってこんな年
プロ野球・王貞治765号ホームラン世界記録
ヒット曲】勝手にしやがれ(沢田研二)、渚のシンドバッド(ピンク・レディ)、青春時代(森田公一とトップギャラン)
【流行語】「普通の女の子に戻りたい」

昭和館

店頭にはパフェやミックスサンド、クリームソーダなどの食品サンプルが並びます。

平日のおやつどき。昼間でもギランギランな照明が並ぶ入口を抜けて、店内に進んでいきます。ま、まぶしい。

階段を登ると、迎えてくれたのは「原色の黄色のシャツ」に「赤×黒のタータンチェックのベスト」という装いの店員さん。こちらもまぶしい!

店内は混み合っていて満席。白いハットの粋なご主人に、お買い物帰りのご婦人。若者や訪日外国人の方。いろんな人でワイワイ賑わっています。

今どき珍しい「全席喫煙可」なので、愛煙家の方もチラホラ。
(20歳未満の子は大人になってから来てね)

耳に入ってきた店内BGMは、光るGENJIの「パラダイス銀河」に、中森明菜の「少女A」。昭和歌謡のオンパレード。

120分制で、料理ができるのにも少し時間がかかるとのこと。
コーヒーとデザートを注文しました。すぐに運ばれてきたコーヒー。


デザートも少し時間がかかるかなと思いきや、あまり待たずに運ばれてきました。

じゃん

アルミカップに入ったバニラアイスクリーム。まるでお花のように盛り付けられ、真ん中にはチェリーがちょこん。パフェともまた違った可愛らしさが。これぞ「エモ」でしょうか!

最近は昭和レトロブームで「なんちゃって」な物も時々ありますが、歴史が積み重ねてきた重みはやっぱりひとあじ違いますね。

時間制限もあったので、あまり長居せずにおいとましました。

上野には、こちら以外にも昭和の香りが漂う純喫茶がたくさん。ハシゴしてみるのも良いかもしれないですね。

本物の「ディープな昭和」をのぞきたくなったら、ぜひ訪れてみてください。

コーヒーショップギャラン
東京都台東区上野6丁目14-4 2階
東京メトロ銀座線/日比谷線 上野駅 5b出口より徒歩1分
JR上野駅 広小路口より徒歩2分
京成上野駅から179m
営業時間8:00-23:00 (年中無休)
全席喫煙可


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