「叩き」は、「次は自分の番かも?」という不安から来てるのかなぁ?

某人気お笑い芸人が風俗嬢について語ったことに批判の声が相次ぎました。

その話題はグループラインでも流れ、友人1は「あんなに叩かれて、また落ち込んで悩まないといいね」と言い、友人2は「彼はリスナーを勇気付けたという側面もある」と言い、叩かない側の友人たちは心が広いなぁと思いました。

追い詰められ、不況になると人々の心は怒りに向かうそうです。追い詰められ、不安になると怒りに向かうのは、人の防衛反応として当然のことと思います。このままでは死んでしまうかもしれないと思った時は、敵を攻撃するか逃げるかしないと回避ができません。ぼーっとしていてはマンモスに踏まれたり、飢餓に見舞われたりしてしまいます。また、敵を攻撃するにはパワーを使います。なので怒りのスイッチをつけて、行動のモチベーションにする必要があるのです。

そんなことを今回の事例に当てはめると、なぜ怒り心頭の人たちはあんなに起こっているんだろうとふと考えてみました。

おそらく内容はこんな感じ?
「お金のある芸能人(=社会的強者)が社会的弱者の立場を利用して利益を得ようとしていることは良くない」

・・・確かに、良くないし、自分が風俗嬢だったら怒り心頭になる。

んで、話を戻して、怒っている人たちのほとんどは風俗嬢ではないわけで、彼らが芸人さんにお金で買われることはないはずです。では、何に怒っているかと考えると、おそらく、次は自分が食われる番なのかも!という恐怖ではないのでしょうか。社会的強者が弱者を食い物にする現象は資本主義の構造と似ていて、私たちはこれに恩恵も受けつつ、害やストレスも受けています。

芸能人の発言はこの氷山の一角を表していて、ここに危機を察知した人が不安を感じ怒りのスイッチを次々に付けたんじゃないかと。

社会や経済の不安定さは格差や資本家の増大も生み出すことでしょう。そうなると平民はコントロール下におかれ、ますますの不安やストレスを受けることになり兼ねません。(ちなみに、私は資本主義反対ではないですが、財や権力が集中しすぎるのも良くないと思っています。)

なんで、そんな歴史を感じた(?)民衆の、一揆のひとつだったのかな、、、なんて思って見ました。

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