【1,037】すぐ止んだ雨、キューバとフロリダ
事前の天気予報では、やれウィンターストームが近づいているだの何だので、この週末は西海岸全体が大雨に見舞われる、それもサンクスギビングの週末に、と言われていたが、本日26日の土曜日は朝から晴天だった。
もっとも、11amを過ぎた辺りから、曇ったり晴れたりが交互に続き、雨が本当に降り始めたのは2pm近くになってから。それも、大した雨量ではなかったし、日照り続きのカリフォルニアはこの程度じゃ救われんだろーなと。
もっとも、ウチから遥か北に向かった山のエリアでは、雪に覆われたとかで、それはそれで大変だったとも思う。
結局、夕食の支度を始めた6pm頃には、すっかり雨は止んでいた。
それに今日は終日、家に籠もって片付けないとならない事に集中する日だったので、この日の印象的には、いつもよりも早く陽が落ちる程度だった。
ま、作業中にニュースを流しっぱなしにしてたら、10分に1回は「The fall of Castro」を報道していたので、イヤでもその話しがこの日の記憶として残るものだが。
キューバというのもまた、複雑な社会事情を抱えた国で、アメリカとの国交も長年、途絶えていたものだが、戦後のフロリダ州とは(距離があまりにも近いという地理的な理由も大きいが)切っても切れない関係が続いており、キューバ革命以後から今に至るまで約120万ものキューバ系アメリカ人がフロリダに住んでいるのが、その証拠。
特に1980年以降はキューバ本国の経済事情もあってマイアミへの亡命者が続出し、それは物作りなどの芸術活動にも影響を及ぼすもので、映画「スカーフェイス(Scarface)」のリメイク版が、1980年代初頭(撮影時は1982年)という時代に合わせて、有名なラストはともかく、キャラ設定などを大幅に変えてしまった事もある。
なので、カストロ死去(逝去という言葉が妥当か、迷ったので)という報道がアメリカにも伝わった際、フロリダ州に在住する亡命者たちは、諸手を挙げてそれを祝福し、(本来は人の死を喜ぶべきではないと前置きを入れつつも)それこそマイアミはお祭り騒ぎになったほど。
ただ、その亡くなったフィデル・カストロ議長は、親日家であり、無類の日本野球好きという逸話もあることから、日本ではどういうイメージで捉われているのかも気になった。世界史の授業で、よりも、先述のスカーフェイス等の影響でキューバの事を調べた私の見方は、チェ・ゲバラと共に、「凄いことも成し遂げたけど、国の先導者としては危険」という印象を長年、受けていたものだから。
その流れで今晩は、1983年版スカーフェイスを観て、寝る事にする。