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【2017.01.21】ダウンタウンLAでもウィメンズ・マーチ(1,420)

今日は幸いダウンタウンLAまで向かう用事が無かったので、ニュースで生中継を観ながら知る程度ではあったが、大統領就任式の翌日に当初の予定通り、全米の各州でウィメンズ・マーチが行われ、移民の多いカリフォルニアは特にその影響をモロに受け、参加者は50万人超、ダウンタウンLAがプロテスターで溢れ返る騒がしい日となった。

マーチを行うルートがダウンタウンの中心で、そこらが全て臨時通行止めになる為、電車の利用者が通常の倍増し、どのラインも本数を増やす程の臨時対応を行っていた。

私はこの手の、結果的に交通妨害となるプロテストやマーチは普通に嫌いだし、毎回こういうのを観ていて疑問に思うが、結局マーチをしたところで、その場で盛り上がった連中は巨大な変化を感じるんだろうけど、現実的にはその後に、肝心の変化そのものが起こらないものだ。

通常、木曜に2本録りで、金曜は木曜の夜までに入ってきた情報を料理する回となるコルベアのレイトショーも、大統領就任式の昨日は金曜夕方収録で対応し、あの式の見所(笑いドコロ)を散々炙り出していたが、もう決まっちゃったものはしょうがないのだから、参加しない人たちにとっては迷惑なだけの、いまさら大統領を認めないプロテストを早朝から行ってここぞとばかりに売名行為に走る有名人と一緒に「自分いいことしてます」ヅラで騒ぐよりも、与えられた新ネタを巧みに料理して娯楽に変えるほうがよっぽど健全じゃないかと思う。

あんだけの派手なマーチをそもそも何で、コンセプトは正直トランプ反対なら何でもいいわけで、選挙中にやらなかったんだと、現場のノリに酔っている連中は微塵も考えてないんだろうな。つーかもう、今回のマーチに率先して参加する女って、超めんどくさそうだし、頭自体が悪そう。

さらに今回のマーチは世界に飛び火したとの事で、それがまた極端な反応過ぎて、単純に気持ち悪い。

私は性別関係なく、能力や技術があって積極的に行動する人間にはそれ相応の対価が得られるべきだと普通に考えるし、一方で、社会的に(特に自分の母国は未だに)女性が軽んじて扱われているという問題があるのだって理解している。だけれどこういう不気味な団結を見せられると、本能的な拒否感や嫌悪感にどうしても繋がってしまうし、特にマドンナがスピーチ中にシタリ顔でマーチ反対派にF.U.を3回言った、なんてのを聞くと余計に、だ(実際のスピーチを聞いたら、こいつの方がよっぽど思想の危ない先導者臭くて、吐き気を覚えた。売り言葉に買い言葉ではないが、ああいう言い方をするから余計に差別されるんじゃないの)。

加えて、所々で映しだされる一般人の中には「My Uterus Is Not Your Property」みたいな、露悪趣味的なプラカードを掲げた連中も目立ったし、子供に「このマーチは最高!」と街頭インタビューさせている親なんてもう、普通に常識や神経を疑いたくもなる。

こういう反対運動が肥大化すると、参加しない人間が今度は非難される展開になるのが目に見えているし(有名人達がいっくら壇上のスピーチで共存や和平を訴えても、それに先導される人間の皆が皆、理性的とは限らない)、ダウンタウンLA現場の中継を観ながら、この手の団体行動はやっぱロクなもんじゃないのを、マイナス印象として強く受けたものだ。

午前中は良かった天気も午後からだんだんと悪くなっていたし、何かこう、厭な気分を味わった一日だったが、記録としてこういう日もあったのだと、ここに記し公開しておく。