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音楽に救われる-Cuddle songs-

手放し難きを手放し、得難きを得る

学校や職場などの環境選択において、自分の心が求めるものを選ぶために、調べたり、周りのアドバイスを聞いたりはするものの、最後はいつも自分を信じきって行動する必要があります。
そして、それまで持っていた何かを手放すことになります。
私は毎回その瞬間が寂しくて、その寂しさは単に今まであったものと離れてしまうことに対してというよりは、自分を信じ切るときに必ず湧いてくる「孤独感」。自分で決めるからこそ、その決断の瞬間には自分以外の理解者はいないからでしょうか :)
そんなとき、幼い頃から支えてくれたのはいつも音楽でした。 今はコロナや災害の影響で何かしらの環境変化を経験されている方がほとんどかと思います。
私が救われた音楽を、単なる好み趣味ではありますが、ここで共有することで読んだ方の少しでも癒やしとなれば嬉しいです。
ここであげた以外にもたっくさんたっくさん名曲がありますが、今回は孤独感を包んで抱きしめてくれるものをテーマにしてみました(笑)


The Japanese House - 「Clean 」

まずは、今年最も救われた曲から…The Japanese Houseは今年1月に知り、今や全曲イントロで曲名あてられるまで聴き込んでいるアーティストです。 UKシンガーソングライター Amberの音楽プロジェクトで、彼女の音楽からは地球の美しい自然が浮かんできます。東京に住むとなかなか、広い空や温かな太陽を眺める機会が少なくなってしまって、この曲を聴いて目の奥に浮かぶ豊かな景色と音に込められた空気に癒やされていました。コロナ自粛中の彼女のインスタに卵から雛が誕生する瞬間がUPされていて「この家にひとつの命が生まれたのよ!すごいこと!」と声をあげていたのが印象的です :D


Oklou - 「Forever」

こちらはThe Japanese Houseにはまっていた流れで5月頃に出会ったばかりのアーティストですが、100回は聴いたのかな…。神秘的で心地よい空気が流れてくる「Forever」のMVは…意外と昆虫やゾワっとする生き物がたくさん(!) 不気味綺麗な映像がクセになってしまって…そしてなによりOklouの顔立ちが好きで。昔からラルクのHydeさんの顔が好きなので。Mura Masaがプロデュースした「entertnmnt」という曲もボムボムした音が気持ち良いのでおすすめです!


女王蜂 - 「アウトロダクション」

アルバム「Q」のファーストトラック。同アルバム収録曲8番目の「つづら折り」とどちらを載せようか悩みましたが、決意のエネルギーが強いこちらにします!アニメ「どろろ」の主題歌をきっかけに知った女王蜂ですが、このアルバムはボーカル・アヴちゃんの魂の叫びのような1枚で、いちばん好きです。ハーフであり、女性にも男性にもなるスタイルで表現をするボーダーレス/ジェンダーレスな生き様に惚れました。アヴちゃんに関してはi-D掲載のこのinterview がおすすめです。
「アウトロダクション」は「終わりから始まる」がテーマで、環境を変えるときの気持ちと重なります。同じ情景を見て同じ体験をしてる?と感じたくらい、最後の歌詞の部分への共感が強烈でした。

帰れない道をずっと歩いて、誰かの腕に優しく抱かれた
平穏な日々が過ぎていく中で、誰かの声が微かに聞こえた


宇多田ヒカル - 「WINGS」

宇多田さんの曲の中でも包み込み抱きしめられる1曲。いちばん苦しいときを助けてくれたのは「嵐の女神」という曲なのですが、今でも涙なしで聴けないほどあまりに想いがのりすぎてしまうので一歩冷静にこちらをご紹介します ;)
マニアックなポイントですが、コーラスで入る「あなただけが私の親友」という部分に救われます(笑)個人的な解釈でこの「あなた」は「自分自身」と捉えて聴いています。全体の歌詞や雰囲気からは、パートナーや大切な人との対立などを表現しているような印象ですが、相手を許す前に自分で自分を許す、ということが必要な気がして。そのときに優しく寄り添ってくれる曲です。


Cocco - 「陽の照りながら雨の降る」

シングルリリース時の14歳頃からずっと聴いている曲。陽のような温かさを求めたときにこの曲に帰ります。大きなショックや悲しみを感じたときは、一度宇宙に自分を飛ばして、地球の外側からその事象を見てみるイメージをするとなんだか「大丈夫」と思えるときが多いのですが(幼少期からのワザです)、これを聴くと、雨も風も太陽も、木々や道端の花も立派に在るじゃないかと励まされます。Coccoからは、楽ではないそれまでの人生において苦をも愛したような姿勢を感じられるので好きです。


大橋トリオ - 「トリドリ」

最後に紹介するのは……こんなに人生の答えの全てを1曲に詰められるとは。歌詞がしっかり聞こえるようにピアノ伴奏が進む構成で、それがまた一段と言葉を引き立てて良いのです。「なぜここに生まれたのか」「この世界はどのようにして成っているのか」幼少期からの疑問へ答えるように歌われています。ちょうどヘルマン・ヘッセの小説「シッダールタ」を読み終えたタイミングで聴いていたこともあり、宇宙の意志を知ったような感覚になりました。
生まれた理由については「あらゆるを経験し、楽しむため」
世界の成り立ちについては、長くなりそうなので、今回はこの辺りで終わりにしておきます。


生まれた場所や時代によって共に歩む音楽は違っても

以上です!あ……DefTechの「Golden Age」も良いですね。笑
孤独感を包んで抱きしめてくれるもの としてあがる曲はどれもこの地球という惑星の美しさと温かさを感じるもので、生まれた場所や時代によって、共に歩む音楽は違っても、皆さんの人生にも等しく、音楽が手助けをしているのではないでしょうか。

\No Music Meow Life/

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