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【映画レビュー】ラ・ジュテ

30分弱の短い映画だしと気軽に見始めたら、途中で寝落ちしてしまった。少しでも眠気があったら絶対に寝落ちまで持っていかれる映画だ。でも、じゃあこの映画が退屈かというと、そうでもない。

舞台は第三次世界対戦後のフランス。そう、SFの世界だ。物語はほぼ全て、モノクロの静止画にナレーションで進む。2時間これだとキツいが、30分なら見れるなと思った。1958年に製作された映画なので、目新しいストーリーではないけど、ずっとよくわからなくて最後まで見てしまうみたいな中毒性がある。メッセージ性もあるし、不穏な映像や音楽で世界観を作ってある。良くできた短編映画で、後の作品に影響を与えるのもわかるなと思った。

短編映画はほぼ見たことがないので、映画も色々と幅広いんだなと思った。これを「映画」と呼ぶなら、現代の技術を使えば一人の天才が自分の力だけで映画を作ることも可能だろうし、良い時代になったなぁと思った。

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