見出し画像

告知:日本の「フェミニズム」は間違っている?

子供の頃から目にしたポップスターから女優たち、そして自分の生きる世界に存在したロールモデル的女性たちによって、女に生まれたことについての心の持ちようを教えこれまれてきた。そうした教えのようなものがフェミニズムというものだと気がついたのは、わりと近年になってのことだ。

2作目の著作「ピンヒールははかない」が出たときに、取材にいらっしゃったライターさんに、フェミニズムという言葉を2度しか使わなかったことを指摘された。自分の周りの女を題材に書く、というテーマで作った作品を書いている最中、うかつにも、自分のテーマのひとつにフェミニズムがあるということに、迂闊にも気が付かなかったのだ。

アメリカでは、トランプ大統領が誕生し、#metooがムーブメントになったことで、フェミニズムが再定義されている。そしてその動きが世界に広がっている。自分もまたこれまでの考え方を見直しつつ、フェミニズムを考え直している。

そんな自分がフェミニズムについての鼎談を、野中モモさん、速水健朗さんとさせていただくことになった。ロクサーヌ・ゲイの「バッド・フェミニスト」やキム・ゴードンの「Girl In a Band」などの翻訳で知られる野中モモさんには、かねてからいつかお会いしたいと思っていたのが、ついに実現するとあって、ワクワクしている。速水さんとは同じ1973年組とあって、これまでも仲良くさせてもらってきた。こういう鼎談に男性が入るということに意味があると思っている。

バッド、という言葉がタイトルについているが、この本は、優しい本です。、「フェミニズム難しそう」「怖そう」などと思ってしまうみなさんにおすすめ。

何の専門家でもない自分は、フェミニズムにおいても「超詳しいです!」と胸を張れるほどではないけれど、女であることとともに日々生きている女性たち、そして、フェミニストでありたいと思う男性たちとともに、一歩ずつ学んでいけたらと思っている。

というわけで、明後日お会いしましょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?