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イギリスからの欧州日帰りの旅:Rijksmuseum:フェルメール展当日券Getへ!

フェルメール展はすでにチケット完売であることは知っていた。アムスに行く前に何げなくツイッターで次のような呟いたら、

とても親切な方(yukariさん)が次のようにメッセージをくださった。

yukari さん
yukari さん

このメッセージで希望と勇気を持てた。この言葉にも押されて、午後1時45分に、0階チケット売り場に行ったが、誰も並んでいなくて、少し拍子抜けした。

窓口の職員の方に「すみません。フェルメール展に行きたいのですが。。。」と尋ねると、「ちょっと待ってくださいね」と何やらA4サイズの紙をみて、赤ペンで印をつけているようだった。「何名ですか?」「1名です」「午後2時のチケットがありますがいかがですか?」「チケットはいくらですか?」「10ユーロです

スキポール空港に早めに到着するために、この美術館を午後3時半には出た方がいい。「あと、1時間半しかないけど、1時間半でも観る価値はある!買おう」と決め、その職員の方に、「はい、2時のチケットお願いします

チケットと黄色い紙の腕輪を貰い、「床の青い線に沿って進んで行ってください」と言われた。

青い線に沿って歩いていくと、フェルメール展側に行く渡り廊下を通り、ついにフェルメール展側に入れた!旅を計画している時、まさか入れるとは思っていなかったので、心が高揚した。

1時間弱しか時間がないでの、大急ぎで絵画の部屋に向かい、「牛乳を注ぐ女(アムステルダム国立美術館 )」についに出会えた。この絵の女性が着ているエプロンの青(顔料Lapis lazuli ラピスラズリ)が、それはそれは美しかった。青好きの私の目にこの色が飛び込んできた。

このフェルメール展ではフェルメールの作品のうち28作品の展示となっていたが、「真珠の耳飾りの少女 (マウリッツハウス美術館)」を探すことができなかった。「真珠の耳飾りの少女」はどうも3月30日までで、所蔵美術館であるオランダのマウリッツハウス美術館に戻っていたそうで、残念だった。

それでも、残りの27点を観れて嬉しかった。この27点は世界中の美術館から集められた。これを全部観るために、全ての美術館を巡るのは不可能なので、この貴重な機会に心から感謝する。そして、この機会に導いてくれたツイッターのyukariさんにも心から感謝する。

27点作品名は次のWebsiteで。

ロンドンのナショナルギャラリーからは、次の2点が来ていた。
●ヴァージナルの前に座る女:1675年
●ヴァージナルの前に立つ女:1672年

ヴァージナルの前に座る女」は43歳で没する直前の最晩年の作品で、画力の衰えと評す者もいて一般に評価が低いそうだが、私は好きだ。これらの絵画がロンドンに戻ってきたら、ナショナルギャラリーに行って、再会したいと思った。

フェルメール展内は、フェルメールファンの人たちで一杯だった。皆、真剣に絵画の細かい所まで顔を近づけて鑑賞したり、絵画の部分部分を写真に収めていた。私も沢山写真を撮った。ただ、著作権の為、この記事にはそれらの写真を載せることはできない。

https://www.rijksmuseum.nl/en/press/filming-and-photographing (Rijksmuseum Website)

あまりの込みようと、前列に立っている人たちが、なかなか動かなく見入っていたので、少々鑑賞しずらさはあったが、それもフェルメールの人気の証だろうと思う。その様な貴重な空間に、多くのフェルメールファンたちと同じ時間を過ごせたことを有難く思う。

本物の絵画を間近にみれて、「フェルメールや彼の絵画についてもっと知りたい」と思った経験だった。


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