【ボストン研修レポート②】MIT(マサチューセッツ工科大学)講義
10月5日はMITに行き講義を受けました。MITには起業のためのセンターがあるんですね。そのセンターには世界中の学生が集まりオンライン会議をしたり資料をつくっていたり、プログラミングのようなものをしていたりと人が溢れていましたが、その中の一つ教室に入らせてもらいました。
起業分野の第一人者のBill Aulet教授がこのプログラムのために時間を割いてくださり、特別講義を受けることができました。
Bill Aulet教授の話のポイントは多岐にわたりましたが、要点は以下の通り。
・起業家で生まれる人はいない、想いとスキルとクラフトとコミュニティ
・最も大事なのはチーム。どんないいアイディアがあっても、いいマーケットがあっても一人ではできない。問題があるので相談にのってくださいという話があると大体チームの状況を質問する
・想いはパッションという意味ではない、Obsession=取りつかれているくらいのパッションという意味。どうしてもこれに取り組みたいんだという想いがある人こそいい事業がつくれる
・ただ、その想いだけでもうまくいかない。椅子を組み立てるにも道具箱が必要なように、必要なスキルセットやマインドセットがある。それを身に着けずに始めてもただやみくもにやるだけになる。ちゃんとした体系立てられた知を身に着ける必要がある。
等々、そこからは具体的な話から大きな捉え方まで話は多岐にわたりました。
その後、MITのセンターを見学させてもらいました。
学びの空間の中にピンポン台やキッチンも。アイディアは人が交流してこそ生まれるということですね。実際にピンポンしながら結構話すんだと学生さんが話していました。
その後、MIT-JAPANというMITの学生が日本に行きインターンやフィールドワークを実際にするというプログラムが1981年からあり、(その後各国のMITー●●ができたそうです)その責任者の方(ChristinePilcavageさん)とお話しする機会をいただきました。
日本はまだ可能性に溢れている。過去のいろんなランキング#1の時代にはもうならないだろう、#2でも#3でもなく今はいろんな分野の#4くらいだけど、ソフトパワーはやはりすごい。その力やロボティックスの力にもやはり魅了される。
という話もありました。
また、MITのファンドレイジングの話にもなりました。100人以上を超えるファンドレイザーがいるとのこと(一つの大学に!)その考え方や実践についても学んできたのでそれもいつか書きたいと思います。
そして、少しびっくりしたのが1階のメインエレベーターの横に授乳室・搾乳室があったこと。
こういうメイン通りにあるのですね。必要な人しか入れないキーロック(番号を入れて入る)がありました。