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【ボストン研修11日目】「自分らしく」の罠。

ボストン研修11日目。バブソン大学での授業2日目になります。

今日もUberで大学へ。到着

今日は、自分が何を恐れているのか、「自分らしく」という言葉いかに罠にもなるか、ということを学びました。また、こまちカフェのこともグループワークでたっぷり話す機会があり、「それボストンにつくってほしいまじで!」とみんながすごく共感してくれたり、こうしたらいいんじゃない?とたくさん教えてくれたこともとても嬉しかったです。また、全体的にリーダーシップ特に、女性リーダーであることにフォーカスしながらの授業でした。(今回参加しているのは全員女性:Leadership Program for Women & Allies というプログラム名)

私の席からの今日のシーン

◆アメリカでも課題は同じ

ジェンダーギャップ指数は、アメリカは27位、日本は116位(146国より)。どれだけアメリカで進んでいるかということを議論から感じ取るかと思いきや、いかに女性として会議で発言すること、軽蔑や結果を出しても実績を軽んじられるか、当たり前のようにの補佐役割を求められるか、夜の会合には「行けないと思うから」と最初から声かけられなかったり、こどものお迎えなどで毎日早めにお迎えにいかなければいけない場合は女性は「そうなの?でも、〆切に間に合わせるんだったらいいよ」と言われたり(でも男性の場合はたまにいくだけでも偉いね!すごい!と言われるのに・・・等々)、、グループワークすると出てくる出てくる・・・圧倒されるくらい日々皆さん悩んでいました。

いろんなバイアスがあり、その社会のバイアスがいかに自分に影響をしているか、そういうことが自分や他の人に起きているときに、どうやって気づけるか、その思考のクセや何が自分に起きているかを座学とワークショップでやりました。

昨日のワークショップの一部。いろんなアイスブレークやワークショップがあります。

◆「私らしく」の罠
何かをお願いされたときに、「それは私のスタイルだからできません」と言ってみたり、「それは私のやりかたではない」と言ってみたり・・・ということを言ったり聞いたことがある人はいるのではないでしょうか。

何か心地よくないときに、「私のスタイルではない」と答える=その心地よさの外側に出ていく機会がなくなっているということでも。マジックワードは「何が譲れない価値か」(what is non-negotiable)

◆ケース会議
はじめて自分のグループにたいして、深くこまちのことを話しました。何故必要だと思ったのか、どういう仕組みでなにをしているのか、今後について何を思っていて何が怖いのか・・・

印象的だったのは最後に、全部話し終わってみんなからのアドバイスをもらって、一人の人が
「何より最後に、、、Amazing(アメイジング)。ボストンにも、今の私にも欲しいし、自分の最初の子育てのときにも欲しかった。」と言ってくれたこと。他の人たちもいかに自分がそういう場が必要だと思ったかを一人一人感想を言ってくれました。

産後のケアも6週間後に助産師さんが一回きてくれて「だいじょうぶ?」と言ってくれたけど「大丈夫なわけないだろう!」と・・・一番ひどいときは過ぎ去ったし、今もこの状況見てよ!と叫びたかったという話もありました。どれだけその渦中のときには自分の状況が分からないか。アメリカでも産後うつは深刻だけどあまりみんなそれを言えていない。なので、そういうときにも行けるカフェがあるということは重要などなど。

どうやって他のカフェとは違う場だということがわかるの?
飲食だけでなくほっと話せる場はどうやってつくっているの?
フランチャイズではないの?何故そうじゃないの?
等たくさんの質問がありました。

『今後「子育てが楽しい環境をつくりたい」そのためには「まちの力、コミュニティが必要」と思っている、そのために選ぶのが困るくらい居場所が増えたらいいなと思っている・・・で、増えていくことへのアクションをとっていくことに、何の躊躇があるの?何を恐れているの?何を失いたくないの?どんなことにもリスクはあるけどどこまで失えるの?何がどうしても譲れないの??と
質問責め・・・でした。

でもこの一つ一つの問いに答えていくことで、自分が自分の「安心」ゾーンに(ComfortZone)にいるのか、「自分らしく」の罠にはまっているのか、それでも譲れないものや大事にしたいと思っていることは何かを多くの人からいただいた言葉を思い返しながら考えることができました。学びを落とし込んでいくプロセスですね。とても整理され、最後とても力をもらいました。

最後に、こういうサービスもあるということも知りました。

https://zipmilk.org/

郵便番号(こちらはZipCode)を入れると、そのまちの子育て資源がでてくる仕組み。BabyCafeもたくさんあって(実際のカフェではなくオンラインやリアルの子育ておしゃべり会のようなもの)、それらの多くは専門機関が運営をしているとのこと。