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Netflixと、いけばなが、リンクした話。 // #いけばな小話

こんにちは。
花のある暮らし研究家のコスギです。
最近、Netflixのオリジナルシリーズにハマってます。  

特に好きなのが「ネクスト・イン・ファッション」
18人の新人ファッションデザイナーが優勝賞金を狙って、作品を競い合うというハイファッションのリアリティショー。

ファッションデザインの話なので、番組の内容自体はもちろんお花と関係がないのですが、
見れば見るほど、いけばな作品をつくる心境と重なってきて、、
全9話観終わった時には、完全にリンクしてしまいました(笑)

今日は、そんな、ただの雑談noteをつらつらと書きたいと思います。笑  

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まずは、「ネクスト・イン・ファッション」のおもしろいところ。

◎ファッションに対するデザイナーたちの戦いがアツい!
個性あふれるキャラたちの個性と創造性のぶつかり合いが見ていて面白い!それぞれのキャラ(考え方や表現の個性)が作品にも現れる。

◎全9回の勝ち抜き戦で生まれる友情がアツい!
勝つか負けるかのガチバトルの中で生まれるチーム感や一緒に戦う仲間たちへのリスペクト、助け合いが美しい。

◎制約のある中での作品づくり、容赦ない審査員の講評がアツい!
厳しい制限時間内に、会場にあるもので作品を作らないといけない状況の中で、個性や先進性の表現はもちろんのこと、フィット感・着やすさ・買いたいかどうかのビジネス視点、そして、コンセプトが伝わるかどうかも重要視される。

◎開花していくデザイナーたちの才能がアツい!
回を重ねる度に、明らかにデザイナー個人としてのモチベーションや表現力が高まっていく。「自分はなぜデザイナーをやっているのか」原点回帰し、本当に自分が表現したいことを開花させていく様子が、リアルなサクセスストーリーとしておもしろい。

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さて。本当に、お花と関係がない!(笑)

そう、全然関係のない話のはずなのに、
見ていくうちに、審査員の講評がいけばなの親先生の言葉と重なっていくのです。

例えば、いけばなの作品づくりも基本的には、
・制限時間がある
・与えられた花材、教室にある花器で作品をつくる
・テーマ/コンセプトをもうけて、それに合った表現にする

という感じ。

まさに、ネクスト・イン・ファッション!(と個人的には思うw)

いけばな作品を作った時に、
親先生に講評をしていただく時の言葉で印象的なのがこんな感じ。
「もっと自分を表現しなさい」
「やったことのないことをやりなさい(新しい表現にチャレンジしてみなさい)」
「テーマ/コンセプトが伝わらない」
「頑丈かどうか/崩れないかどうかは重要」

あれ?
ネクスト・イン・ファッションの講評とかぶります(笑)

ファッションも、お花も、関係なく、
表現を高める時の共通項ってあるんですね。
勉強になります。

私はファッションデザインをしたことは、全くないですが、
番組内の講評の度に、「なるほどなぁ〜。お花でもそういう事言われたなぁ。」と、自分のいけばな作品づくりと重ね合わせて、勝手に学びを得ています。

いけばなやっている人に「ネクスト・イン・ファッション」観てほしい….!
誰か共感してくれないかな(笑)

そんな「ネクスト・イン・ファッション」の影響を受けた後のいけばな作品。

桜のピンクな枝とフレッシュグリーンのコデマリの軽やかな枝。
赤と緑のパーロット(チューリップ)。
色合わせで真っ赤なガラス花器。

いつも「自分らしさを出す」「難しいことにチャレンジする」ことには引き腰なのですが、
今回は、自分の表現したい世界観にチャレンジしてみました。

自分なりにチャレンジしたのは、春らしい透明感のある明るい色の表現
大きな枝を剣山なしで、平皿に組み立てるのは難しいのですが、
透明感のある赤いガラス花器をどうしても使いたくて、苦戦しながらも珍しくこだわって時間内に完成させました。  

自分の表現したいことにこだわる大切さ。
本当に大事だなぁと。

こうして、Netflixを観て、いけばなに完全リンクしたのでした。  

<完>

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