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桂離宮

今年の夏は今まで行っていなかった所を、時間を見つけては廻ってきました。京都に住んでいると中々行かないこともありますが、時間がなくて行けなかった所ばかり。今回もずっと行けなかった桂離宮。写真で見た市松の模様が印象的で一度は訪ねてみたいと思っていました。今人数制限をされていることもあり、少人数でとても見やすいことや当日枠があることで以前より容易に行ける気がします。いい機会なのでぜひおすすめです。

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最初に御幸門に向かうのですが、この道を御幸道といいます。足元の霰こぼしと呼ばれる小石の敷き詰めた道に驚きます。とても美しく手間や時間がかかっていることがよくわかります。それぞれの石は選別された上で位置までが決まっており、石の裏には番号が書かれてあるそうです。指示された位置に指示された石を手作業で置いていくことで作られての美しさです。この技法はほかでも見ることがあります。この近くでは圓徳院の横の商業施設のところで見たりします。

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桂離宮は修学院離宮を造営した後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)の叔父にあたり後陽成天皇(ごようぜい)の弟でもある八条宮 智仁親王(はちじょうのみや ともひとしんのう)によって造営されました。江戸初期(1615年頃)に造営開始して、1622年に現在の姿となり、建築当時の建物が今も現存する貴重な庭園です。明治16年に宮内庁所管となり桂離宮と称されました。この御幸門、御幸道や新御殿などは、後水尾上皇をお迎えするにあたって新たに作られたそうです。

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ここから外腰掛へ案内されます。

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茅葺屋根がとても美しいです。前の築山はソテツで、当時薩摩島津家から献上されたと伝えられています。

霰こぼしが終わると庭の中の足元は綺麗な石ばかり、青い石や赤い石が歩くところにいくつも敷いてありこの上を歩いていきます。

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このお庭は本当にあらゆる石が特徴的で美しいです。お庭は回遊式庭園で、舟で廻っていくことも出来るようになっているそうです。

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最初に一番格式の高い松琴亭へ。やっとあこがれの市松模様の襖と床の間。

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この戸袋にはお料理を入れるようになっていて、下に火を起こしてあるときに入れるとお料理が温かいまま冷めないそうで、よく考えてあるなあとびっくりです。ここから苑内で最も高い位置にある賞花亭へ。

賞花亭は庭から6メートルの高さですが、借景の山などを見ていると山々と同じ高さの場所にいるような錯覚を起こします。峠の茶屋をイメージして作られているそうです。

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園林堂は持仏堂でしたが、今は安置されているものはなく建物だけだそうです。扁額は御水尾上皇の宸筆だそうです。

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本当に美しい回遊式庭園です。あと半分は明日紹介したいと思います。今日もいい一日を。9/16

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