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七味の日

普段さりげなく使用している七味唐辛子。
お店に置いてあるものや、自宅にあるものなど、実はさまざまな味わいやこだわり、銘柄があります。
日本三大七味と呼ばれる老舗の七味唐辛子のお店は、東京のやげん堀、京都の七味屋本舗、長野の八幡屋磯五郎といわれています。
「七味家本舗」は清水寺の参道に構える七味唐辛子の有名店で、明暦年間(1655年~1659年)に河内屋というお茶店が創業。
清水寺を参拝する人のお弁当に唐辛子の粉を振りかけていた事から名物になり、1816年に屋号を「七味家」と改称し、現在の七味屋本舗となりました。七味家本舗の「七味唐からし」は、山椒の割合が少し多めに作られていて、和食にも良く合います。「七味家本舗」の七味は以下の通りです。
①唐辛子②山椒③白胡麻④黒胡麻⑤紫蘇⑥青海苔⑦麻の実
京都は山椒をよくかけて使うので、山椒の割合が多いのかもしれません。
山椒はウナギを食べるときだけでなく、うどんやそば、焼き鳥、丼、吸い物、お味噌汁にもよくかけます。山椒には、食物繊維やカルシウムが含まれ、疲労回復・血中コレステロール値低下などの効能も期待できます。
他に特に有名なのが祇園の原了郭の黒七味。
七味屋本舗と違い紫蘇と麻の実の代わりに、おの実とけしの実が入り、から煎りし香ばしく黒くなるまで練って仕上げてあります。とても香ばしく、これでないとダメという方もいます。
七味はどの店も同じもので分量がお店によって違うだけと思っておられる方が多いと思うので、お店によって中身が異なることを知りお好みの味探しもいいかもしれません。今日もいい一日を。7/3

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