見出し画像

日本の色

意外にも日本の色の代表の組み合わせに朱色と緑の組み合わせがあると思い始めています。

歌舞伎の正式な幕と言われる定式幕の色は朱色と緑と黒の三色。歌舞伎といえば日本の代表の一つですが、ふと歌舞伎の話を聞いていて、この色は神社の中にあるような気がしました。子供の頃によく八坂神社で遊んでいて、無意識に神社内のオレンジと緑の配色の美しさにはまってしまい、一番好きな配色だと思っていたら、結構きつい配色だと周りの人たちから言われてがっかりしたことを思い出します。でも、その色の中に何を見ていたかが大事で、今でも八坂神社を通るたびに美しいなあと目を止めてしまいます。

今やっとわかるのですが、造形美がこの色の中にきっと入っていたのだろうなと思います。色の割合一つにしてももちろんで、境内の美しさはいつ行っても、何回行っても感動は減ることがありません。

ゆっくりぼんやり歩くだけで豊かな気持ちになれる神社が、気軽に行けるなんて贅沢な話だなあと思う今日この頃です。6/6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?