夏越祭
昨日は祇園祭最後の行事、疫神社夏越祭。
蘇民将来を祭る「疫神社」の鳥居に大茅輪を設け、参拝者はこれをくぐって厄気を祓い、又「蘇民将来之子孫也」の護符を授かります。沢山の方が茅の輪をくぐってお参りされていました。悪病退散をみんな心から願う年になりました。私も昨日お参りさせていただき茅の輪の茅をお参りの時に頂き、茅の輪を作りました。毎年心引き締まる行事です。
「蘇民将来子孫也」の護符を付けるのには意味があります。
八坂神社御祭神、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)が南海に旅をされた時、一夜の宿を請うたスサノヲノミコトを、蘇民将来は粟で作った食事で厚くもてなしました。蘇民将来の真心を喜ばれたスサノヲノミコトは、疫病流行の際「蘇民将来子孫也」と記した護符を持つ者は、疫病より免れしめると約束されました。その故事にちなみ、祇園祭では、「蘇民将来子孫也」の護符を身につけてお祭りに奉仕します。
悪病退散を思う気持ちは昔から何も変わらず、ずっと続いてきたお祭りの行事が終わりました。お祭りに意味は深いなあと思った年になりました。
梅雨も明けてやっと夏らしい天気になりました。今日もいい日でありますように。8/1
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