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こんなはずではなかった

我が家には19歳になるキジ猫の文蔵と白黒長毛の権二という2匹の猫がいる。

6月の初め小国に鑑定に行き帰ってくると、トイレを始め部屋の床にも出血の跡がたくさんある。
何事があったのかかなり焦って2匹の猫を探す。
どちらの猫?と思うも、すぐに年寄りの文蔵だと思い当たる
様子を見ていると頻回にトイレに行きたがっている。行っても出ないを繰り返している。

猫は尿が出ないと体中に毒素が回ってしまうため非常によろしくない。高齢ではあるが、苦しそうであるので夜間救急動物病院へと連れて行く。
検査の結果、腎機能の低下が見られているとの事。
エコー検査、血液検査、点滴をして帰宅。
その後、主治医受診。
週二回の点滴を続けている。

猫の点滴は血管にするわけではないので、点滴液が身体に吸収されるまで、だるくなるらしく、文蔵はトイレまで行けず寝たまま排尿するようになりオムツとなる。
オムツになる時はもっと悲観的になるかと思っていたけど、嫌がらないし、案外可愛くて救われた。

全く尿が出なくなり、緊急に主治医と再び夜間緊急を受診したりを繰り返していて、尿量に神経質になっているこんにちである。受診代やオムツや治療食と、すでに出費は10万円以上となっている。

もちろん、助かるのであればお金には変えられないと思っている。私が、、こんなはずじゃなかったと気持ちが落ち着かないのは、、どこまでこの状態を続けるのかということ。

以前から、完治するのでなければ、猫達が辛い思いをする、痛い思いや、意に沿わないことをしてまで延命する必要はないと思ってきた。特に文蔵は高齢だし、一度落ちた腎機能は改善して完治することはない。

だけど、現実の私は、オムツをさせ、薬入りの餌を無理矢理注射器で口に流し込む。
水の摂取量が少ないと注射器で口に含ませる。
文蔵は、体力も落ちているから抵抗することもほとんどない。だけど、それを喜んでいるかはわからない。

私がしていることはわたし自身が、文蔵にいて欲しいからのエゴ、自己満足なんではないのか。
意思を言葉で伝えることのできない文蔵の命を勝手に調整してるのではないか、、すっきりしない。

文蔵は猫だが、我が家にとっては家族だ。

仕事で何度も、ターミナルの方を受け持ち、自分ではご家族に寄り添ってきたつもりでいたが、何にもわかってなかったなって自己嫌悪にも陥る。
もちろん、家族の最後を迎える人の気持ちなんてわかるはずもないし、そこまで傲慢にはなっていないが、、家族の最期を迎えるご家族の葛藤を改めて思い巡らせもした。

こんな思いも、文蔵が身をもって知らせてくれたのかもしれないな。
賢い子だったので。

文蔵のオムツを外し、温かいタオルで拭いて、その後乾いた布や紙で乾燥させる。
力めなくて、途中で止まってしまった便を引き抜いてやる、、。
私は、義理の父母の看取りもしていないし、実の父も突然の入院で、そのまま他界した、母も施設入所しており自宅で看取る事もないだろう。
文蔵の、下の世話が人生で初めての下の世話という恵まれた人生だ。

なんて事も考えたりして、文蔵の痩せ細った身体が愛おしくなる。
別居して飼い始めた、特別な存在の文蔵。

私は、まだまだ「こんなはずじゃなかった」って思いながら文蔵をみていくのだろうか。。
正解なんてないんだろうけど、
そう思いながら、今夜も薬を飲ませる。

文蔵が悪くなってしまい、広島鑑定延期やあんどでぃずマルシェ早上がりさせていただき、ご迷惑をおかけしました。
予約してくださってたみなさん、快く延期させていただき本当にありがとうございました🙇

取り留めなく、まとまりのない文章になってしまいました(いつもか(笑))

出来るだけポジティブに、私自身の波動を下げないように😊
今日も笑顔で☺️


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