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スピリチュアルなことは分からないけど、自分の感覚は信じたい。


何かしらの能力があるとか、霊的なものが見えるとかそういうことはないんだけど、少しだけ気みたいなものを感じることがある。

「ここは澄んでいる場所だな〜」とか
「ここは胸が落ち着かない…早く立ち去ろう」とか。


中古の家を探していたとき「うっ、ここ何かやばい」と思った家は瑕疵物件だったりするし、戦争跡地やたくさん人が亡くなった場所には胸がいっぱいになって近付けなかったりする。
反対に、近所を散歩していて取り壊しをしている古民家があれば「めちゃくちゃ気のいい家なのにもったいない〜!」とかも無意識に思ったりもする。

(結局中古物件は良くも悪くも過去に住んでいた人の気持ちをもらいそうだなと思ったので、新築にすることにした。)

何言ってんの、と思われそうだからあまり人に話したことはないんだけど、、、
そういう感覚的なものが、自分には少しだけあるような気がしている。




心身が不調になると、わたしはお墓に行きたくなる。

実家のお仏壇でもいいんだけど、それよりもお墓に行って、大好きだった祖父や御先祖さまに手を合わせたくなる。(自分との距離がお墓の方が近い気がする。)

少し歩いて、お花に水をあげて、軽く墓石を掃除して、ゆっくりと手を合わせる時間を作って、また少し歩いて帰ってくる。
そうすると少しだけ気持ちが落ち着いてくるのだ。


この週末、急に「行きたい!」という気持ちになって今は空き家になっている母方の祖父母の家にキャンプ気分で泊まったのだけど、それもきっと同じような感覚なんだろうなと思う。


自分が不安定なときに、それを許してもらいたいとか、丸ごと包んでもらいたいというか、下支えとなるパワーをもらいたいとか。
そんな気持ち。

不思議だなと思っていると、昔一度だけ友達と行った手相占いを思い出した。




わたしは占いというものをそこまで信じていないんだけど(というよりは信じすぎてのめり込みそうだから、セーブしているところもある)、当時当たると評判だったその占い師さんに言われたことは何故だかとてもよく覚えている。


まず手相を見せたときに言われたのが「うわっ!気苦労がめちゃくちゃ多いね!繊細!!!大丈夫?疲れてない?」だった。
当時はまだHSPなんて言葉もなく、メンタルダウンするよりも前だったから、「疲れ!?そりゃ疲れてるよ!だいたいそう言っとけばみんな当てはまるでしょ」なんてひねくれたことを思っていた。笑


でも、色んなことを言い当てられて。

その中でいまも一番私の心に残っているのは、「あなたは先祖に大切に守られている」と言われたことだった。

どうやら両手に神秘十時線があって、どんなピンチに陥っても先祖が守ってくれるとのこと。



当時原付で事故を起こし意識不明で救急車で運ばれることがあったのだけど(それも2回、、)、車に吹っ飛ばされたのにかすり傷程度で翌日には退院できたりしたので、これは当たっている…!!と思ったことを覚えている。

その頃から、何かあると両手を見たり、お墓に行ったり。お墓に行けない距離に住んでいた頃は森があって静けさが心地よい神社に行くようになったのだった。



特にオチも何もない話なんだけど。苦笑


そんな自分しか分からないような感覚的なものを、これからはもう少し大事にしたいなと思っている。

前の記事にも書いたことがあるけど、わたしは人の意見に自分が左右されがちだし、物事を「正しいか正しくないか」、人からみて「良いことか良くないことか」で判断してしまうところがある。


周りにいるよくできた人(に見える人)が言っていることは全て正解のように思えてしまうし、自分の感覚に自信がないから、友達が言っていた「あの店いいよ〜!」をそのまま自分の意見として「あの店いいよ〜!」と別の友達に言うこともあったりして。


たくさんの人がいいと思っている場所も、自分にとってはそうでないこともある。
その逆も然り。


スピリチュアルなことはよく分からないけど、知り合いやご近所さんが言うことよりも、Googleマップの口コミよりも、親が言うことよりも、自分の感覚を大事にしたいなと今は思う。

特に「心地いいな〜!!」って思える場所や人ってそんなに多くないから、大事にしたい。




手相は変わるというけれど、両手の神秘十時線は今日もくっきりわたしの手の中にある。

守られていることに感謝して。
わたしはわたしの気持ちいい感覚を、信じていきたい。

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