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明かされる黎明期の舞台裏

昨日から始めた発売日直前企画,『「対話」で変える公務員の仕事~自治体職員の「対話力」が未来を拓く』のオススメポイントのご紹介です。

オススメポイントの第2は「明かされる黎明期の舞台裏」
出張財政出前講座の内容を伝えるために書いた前作「自治体の“台所”事情 “財政が厳しい”ってどういうこと?」でも,私がなぜこんなことに血道をあげているかをお伝えするために,財政出前講座が始まった経緯やそのきっかけとしてのオフサイトミーティング「明日晴れるかな」についてご紹介していますが,あくまでもメインは財政出前講座の内容そのもの。
今回は,前作で触れられなかったその舞台裏に迫ります。

「対話」のない査定の日々に疲れ果て,「財政課をぶっ潰す」と誓って財政課を卒業した私が渡米して「対話」の神髄に触れ,それを持ち帰ってどう職場で「対話」ができるようになったのか。
2012年5月の禁酒令を契機に始まったオフサイトミーティング「明日晴れるかな」は,同じ2012年に始まった財政出前講座にどのような影響を与えたのか。
なぜ私は財政課長というおよそどの自治体でも「対話」の対極にある立場の鎧を脱いで素の自分を「対話」の場にさらすことができたのか。

もともとこの部分はあまり多くの紙面を割くつもりがありませんでしたが,私の「対話」についての経験や思いを書籍化するにあたり,「そもそもそういうお前は誰やねん」というツッコミに耐えられるよう,私という人物にフォーカスする必要があったことから筆を加えたものです。
普段はここまで話すことがない私自身の体験と気づき,そこから生じた変化について,「対話」が大事だとわかっていてもなかなか次の一歩が踏み出せない自治体職員諸氏に捧げます。
なお,財政出前講座そのものの内容や,講座で私がお伝えしている理想の自治体運営の姿については少し記述が不足していますので,もしそのあたりをもっとよく知りたいという方は,遠慮なく前作をご購読いただけたらと思います(笑)

財政出前講座やオフサイトミーティング「明日晴れるかな」の取り組みについて,どうして始めたのか,なぜ始めることができたのか,どうやって続けているのか,ということをよく尋ねられます。
本を読んでいただければわかるのですが,私は初めから「対話」文化の醸成といったゴールを自ら設定し,そのプロセスを計画的に歩んできたわけではありません。
一種の「計画された偶然」の連続によりタイミングよく自分自身の仕事や職場の改革に「対話」を取り入れることができただけで,ある意味結果オーライでしかないのですが,歩んできたその道を示すこと,またそれが最初から目指していたものではないことを理解してもらうことで,ちょっとしたきっかけで誰でもこの道を歩むことができるということを共有してほしいと思います。

また,最初から「対話」の場づくりの手法やその底流に流れる哲学を理解していたわけでもなく,それをきちんと学習してから実践に臨んだわけではありません。
遅咲きで周回遅れの私がどうして「対話」の本を書くまでに至ったのか。
このことについては次稿にてお話しします。

新刊に関して,執筆の動機や読んでほしい人については以下をご参照ください。

この本のオススメポイント

★2021年6月10日出版予定『「対話」で変える公務員の仕事~自治体職員の「対話力」が未来を拓く』web予約受付中。
https://www.koshokuken.co.jp/publication/practical/20210330-567/
★2018年12月に「自治体の“台所”事情“財政が厳しい”ってどういうこと?」という本を出版しました。ご興味のある方はどうぞ。
https://shop.gyosei.jp/products/detail/9885
★書籍を購読された方同士の意見交換や交流、出前講座の開催スケジュールの共有などの目的で、Facebookグループを作っています。参加希望はメッセージを添えてください(^_-)-☆
https://www.facebook.com/groups/299484670905327/
★日々の雑事はこちらに投稿していますので、ご興味のある方はどうぞ。フォロー自由。友達申請はメッセージを添えてください(^_-)-☆
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