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下請けの立場から書くラブレター

マーケティング活動全般におけるメッセージは
「すべてのターゲットに向けたラブレター」
であることは
業界の方にとっては
釈迦に説法かもしれませんが
一般的に「下請け」と呼ばれている
開発系会社の方々から
間に広告代理店が介在しているため
発注元=クライアントとの直取引を増やしたい
というご相談をよく受けるので
記事にまとめてみました。

実はこの話はなかなか奥が深くて
かなりのボリュームになるため
今回は入口の考え方に留めます。

通常下請けというだけに
代理店がクライアントにラブレターを書いて
受け入れられたプランやアイデアを
代理店の指示のもとに形に落としていく作業
だけが振ってくるわけですが
それでもひと昔前に比べると
代理店と制作会社という
分け方もボーダレスで
際立った個性を持つ
手も動かせるクリエイティブエージェンシー
も多く存在していますし
だいぶ事情も変わってきています。

それでも特にARやアプリなど
サイト以外の開発会社は
規模が小さいほど開発メンバーの割合が多く
自ずと受託体質になりがちで
プランナー人材の確保が
難しいケースも見受けられます。

兎にも角にも人材は必要ですが
まずはフリーランスのプランナーに
外部スタッフとして参画してもらい
提案にチャレンジすることで
社内にナレッジを貯める
スモールスタートを
おすすめしています。

次にターゲットとするクライアントですが
代理店が介在する案件では
クライアントの顔を見ないケースもありますし
ここは切り分けて
うまく代理店と付き合うことにしましょう。

では
最初に狙うべきターゲットはというと
直接取引をしているクライアントであり
新規ではありません。
そしてやるべきことは
「機能を売らないこと」です。

ここで大事なのは
例えばアプリなら
アプリを使う消費者の
「感情と行動を変化させる」ためのアイデアと
それがいかにして
クライアントのマーケティングゴールに
良いインパクトを与えるか
ということを熱い思いをもって
伝えることです。
その「流れ」を作るのは
プランナーの仕事になりますが
クライアントのマーケティング課題を
よく理解していないと書けません。

要するに営業が必要ということです。
小規模な会社なら
社長が上層部と繋がりがあり
日頃から継続的なコミュニケーションが
取れている間柄ほど有利でしょう。

ある程度の規模の会社であれば
足りない機能を持っている会社を
買収したりすることも
可能かも知れませんが
中小企業なら業務提携という形で
組む会社を探すのも手だと思います。

いずれにしても
ラブレターを書けた方が
可能性が拡がり
違う世界が見えてくるはずです。

プランナーを探すのも難しい
どんな人が適任なのか
できれば社員に学ばせたい
といったご要望をカバーできる
アウトプットも考え中です。

まずは入口のお話でした。

最後までお付き合いくださり
ありがとうございました。











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