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どんが虹の橋を渡るまで🌈①

1歳になるパグの男の子『どん』は       私達夫婦には本当に子供だった。

どんは、台所、洗面所、お風呂、トイレ…
どこにでも付いてきた。

人間なら完全に女子から引かれる
マザコンだった。
そんなどんが可愛くて仕方なかった。

ママがいない時は諦めて
パパに付いて回っていたそうだ。

パパ『どんが幸せやったらパパはママの次で
いいよ』

元気に飛び回っていたどんは
持病のヘルニアが悪化。
13歳と半年で後ろ足🦶がとうとう立てなくなる。
車椅子をオーダー、3か月待ってまた散歩が出来るようになった。

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どんの仕草、行動に癒され笑い、その日あった
出来事を話し子供そのものだった。夜は3人でくっついて寝た。

ずっとずっとこの幸せが続くと信じていたし、
信じたかった。
                      パパ『こんなに幸せ過ぎたら怖いよなぁ』

まだまだ先の話だと思いたかった。でも元気な どんも15歳。なんとなく後5年、せめて3年は…と願う毎日だった。


大きな病気をした事ないどんが、
2021年2月6日(土) 夕方6時、血尿が出た。
驚いたママは気が動転して
病院に電話する手も震えて
涙声で説明も出来ない。

市内の夜間救急でレントゲン、エコーを
とり、膀胱洗浄してもらった。

「膀胱炎だと思いますが、今日のデータを持って休み明けに地元の病院で再検査してもらってください。」

「命に関わる病気ではないので大丈夫です」
 
その言葉にホッとした。
でもどんは元気がなかった。

2月8日(月)
地元の病院に行って検査をして
甘いお薬をもらった。
ママと同じ甘党のどんは、美味しそうに
血尿を止める薬をペロペロ飲んでくれた。
水もたくさん飲んで
最近お気に入りのブッチも食べた。
またこのまま元気になるものだと思ってた。


2月9日(火)
昨日の検査結果と診察に行く。

先生「様子はどうですか?」

ママ「お水も飲んでご飯も8割位ですけど食べます」

先生「検査結果はあまり良くなかったんですけど昨日より元気そうですね。血尿もマシになってるので1週間様子みましょうか」

この日の診察、
結果が良くないのならもっとよく診てもらったらよかった。

どんは元気なフリをして入院や
検査をさせないようにした気がする。
甘えん坊でくっつき虫のどんは少しでも
パパママと離れるのが嫌だったんだ。 


パパとママも同じ気持ちだった。


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