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英語の論文をすらすら読めるようになりたくて

わたしはあまり英語が得意ではありません。ですが、大学と大学院では英語の学術論文の読解が必須スキル。授業で習うこともできず、大学の4年生時と大学院の2年間をかけ、苦手なりになんとなく読めるようになりました。

ところが、大学・大学院を卒業したあとは英語の学術論文を読む機会は皆無の職業に就いたため、今ではせっかく覚えた単語や熟語を忘れてしまったのです。なんてもったいない……。

でも今になって、自身の生きづらさの原因になっているPMSやHSPについての最新研究を調べてみたくなり、論文をもう一度読んでみようとおもったのです。

もう一度、英語の学術論文を読めるようになるため、AmazonのKindle本で無料の本を見つけて勉強してみることにしました!

本を読んだだけだと忘れてしまうので、勉強になったこと、覚えたいことを書き留めておきます。

英語の学術論文の基本的な読み方

英語の学術論文は小難しいイメージがありますが、実は大学入試の英語よりも単純です。

わたしが参考にした本では、ざっくり読む方法を簡単に説明してくれていたので、内容をまとめてみました。

■「何が」「どうした」「何を」「補足説明」を探す

英語の論文は「何が」「どうした」「何を」「補足説明」の順でできているので、まずはそれぞれに当てはまる部分を探します。

 I ate the apple I bought at A-store.

この文でいうと、何が=I(私)、どうした=ate(食べた)、何を=the apple(りんごを)になります。

I bought at A-storeは「りんご」の補足説明にあたる部分です。

学術論文では補足説明の部分によくわからない単語が使われていることが多いのですが、よくわからない単語は読み飛ばしてしまってOKです。

飽くまで補足説明なので、訳せなかったとしても最低限の意味はわかるため、推測しながら読み進めることができます。

補足説明は、in, of, on, などの前置詞以降の文章であることがほとんどです。

■目的・方法・結果・結論を要旨から読み取る

学術論文はタイトルの下にAbstractという要旨が記載されています。基本的には要旨を読めば、研究の目的・方法・結果・結論を理解できます。

最新の研究の情報収集は、要旨を読むだけでOKです。要旨を読んでいる中で、自分の研究に取り入れたい・参考にしたいと思った論文だけ、その他の詳しい内容まで読み進めます。

学術論文でよく出てくる単語や言い回し

学術論文に出てくる単語や言い回しは限られているので、覚えてしまえばスムーズに読み進められるようになるはずです。

文法も基礎的なものしか出てこないので、大学受験に出てくる長文英語の読解よりも簡単に読めてしまいますが慣れが必要です。

私が読んだ本の中から、確かに学術論文に結構出てくるなと思った単語や言い回しを書き留めておきます。

・We know little about~
~についてはほとんど知られていません

・affirmative, negative
肯定、否定

・either A or B condition
AもしくはBの条件
・either an apple with A or an apple without(withとwithoutが斜体表記のとき)
Aありのリンゴ、もしくは、Aのないリンゴ

・suggest, implication
示唆する、示唆

・examine
調査する、研究する

・A is based on B
AがBに基づいている

・if~, whether~
~かどうか

・compete
競合する

・evaluation
評価

・former examinations, latter examinations
前の調査、後の調査

・significantly, significant
意義のある 有意な

・efficiency
効果

・be aware of~
~に気づく

・previous studies
先行研究

・reliable
信頼できる

・predictor
予測因子

・academic
学術の

・A- and B-related variables
AとBに関連した因子

・単語の先頭にaがつく
単語の先頭にaがつくと、「無」の意味になります。つまり、motivationは「やる気」ですが、amotivationは「無気力」になります。

・indirect, direct
間接的な、直接的な

・whereas, when, if, though, although, while, unless
~の一方

・developmental
成長させる

ちなみに、私が英語の学術論文の勉強に選んだ本は、こちらの本です。

著者である大学教授が実際に生徒に教えている方法が書かれていたので、とってもわかりやすい印象でした。生徒に教えるようなフランクな文章なので硬すぎず、気軽に読める内容です。

本では4つの論文を取り上げていて、読み方が詳しくレクチャーされているため、ドリルを解くような感覚で練習できました。

これで基礎を復習できた(つもり)なので、続くかわかりませんが、実際の論文を読んでみたいと思います!

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