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冨樫由美子
2022年12月1日 07:18
「ごん」ほか山菜は玄関先に置かれあり大らかな字の手紙とともに幾たびも〈ごん〉のごとくに山よりの恵みを運びくるる友だち筍や庭に採れたるたまぢしやもいただく春とはつなつのころ庭になる実は鳥たちとの競争に勝たねば口に入らぬといふ飴色になるまでを煮るいちじくは大鍋の中ひしめき香る等圧線の間隔狭きところにて又三郎のマントはためくToDoリストにするほどもなき事どもに紛れて今日も暮