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スペインで救急病院に運ばれた話

ことの始まりは約3週間前。
普段はスペインに住んでいる私ですが、とある手続きに必要な書類を取得するために2月は日本に一時帰国をしていました。

今回は1ヶ月弱日本におり、一時帰国も残り2日となったところで身に覚えのある違和感が…やたらトイレに行く間隔が近く、また何度トイレに行っても消えない残尿感。。

これは膀胱炎・・・泣
既往歴があるのでまたかと思いつつ、市販薬でごまかしながら出発までに悪化しないでくれと神頼み状態。

しかし結局は少し悪化気味で出発の日に。普段飛行機は窓側席を希望するのですが、今回はいつでもトイレに行けるように通路側を死守!

そんなこんなで長時間フライトをなんとか乗り越え家まで辿り着くことができたのですが、疲れもあってか到着後に少し寒気がしていたのと背中に若干気になる痛みがありました。

機内のエアコンでやられたのか、はたまたずっと同じ姿勢て長時間座っていたから背中が痛くなったのか。とりあえず手持ちの鎮痛剤を飲んでごまかしていたのですが、夜になって薬が切れるともうダメなのです。

ひどい悪寒で全身の震えが止まらず立っているのもままならない状態で何かの中毒者になったみたいでした。また薬で症状を抑えようかとも思いましたが、熱が出るのは何かしら悪いものと体が戦っている証拠。

ということで薬は我慢してそのまま就寝することに…その後は熱がどんどん上がり40度に到達、加えてひどい頭痛と全身の震えで眠れる状態ではなく、意識が朦朧としながらも翌朝を迎えました。

今までは熱が出ても1日高熱が出れば大概それで治まるというパターンでしたが翌日になっても一向に熱が下がる気配がなく、同じ家に住んでいるフラットメイトが一度病院に行ったほうが良いということで救急病院に連れて行ってくれました。

公立の病院だとかなり待たされる可能性があるということで私立病院に行ったのですがやはり正解でした。

待ち時間もほぼなく、問診・打診と尿検査の結果、まもなく「腎盂腎炎」という診断が下されました。

尿検査の結果では白血球や尿潜血などの数値が異常に高く出ており、抗生物質を飲んで絶対安静が必要とのこと。また人生で初めてお尻に筋肉注射を打たれたのですが、これが驚くほど痛くてびっくりしました。

その後1週間は熱が上がったり下がったり、また背中の痛みが継続してありトイレに行く以外はずっと寝て過ごしていましたが、最初の数日間は水以外何も口にできず、またシャワーを浴びる体力すらなくて気持ち的にも堪えました。

1週間を過ぎたあたりから少しづつ動けるようになり、徐々にご飯を食べたり簡単な家事ができるようになっていきましたが、完全に治るまで3週間もかかってしまいました。

改めて健康でいることがどれだけ有難いことか。そして保険があるということの素晴らしさ。改めて感じることができました。

今回はこのへんで!
ではまた〜🌈




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