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転院騒動 全5話

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第1話目のみ無料公開!! 2017年の4月~5月にかけて、転院を試みた際のゴタゴタを全5話にまとめてアップします。 いわゆる「健常者」と「発達障害者」、「専門職」と「一般人」と…
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転院騒動 5(最終回)

4回目の診察で、主治医の先生との相性の合わなさが決定的となりました。
私はこれ以上、ここに通院していても、先生とうまくやっていける気がしませんでしたので、転院を決意しました。

さて。
そうときまったら善は急げです。
カウンセリングは受けたかったので、カウンセリングのできる別の病院を探しました。

インターネット検索をしていると、あるひとつの病院が目にとまりました。
そこへ電話して、事の経緯を全部

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転院騒動 4

診察4回目。
ストラテラを1週間試した成果を報告する日でしたが、副作用がひどく、ちょっともう続けられないということで、先生に報告をしました。
そうしたら先生から、「副作用を抑える薬を出すのでもう少し試してみては」というような提案をされました。

・・・しかし、私には、この言葉が、恐れていた、安易な多剤投与への入り口のように感じてしまい、その提案をお断りました。

すると!

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転院騒動 3

初診から約2週間後。

いよいよ初回カウンセリングです。
カウンセリングと診察は毎回必ずセットで受けて下さいと言われていて、カウンセリングの前に診察、という順番です。

初診のときは、主治医の先生に話がうまく伝わらない印象でしたが、私の本来の目的はカウンセリングを受けることなので、カウンセリングの先生との相性さえ合えば、主治医との話のかみ合わなさは、多少我慢できると思っていました。

この日は、た

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転院騒動 2

B診療所では、初診は30分という枠をとって下さっていました。
はじめてなので、「相談したいこと」については、はっきり決まっていましたけれども、先生から、どんなことを聞かれるか、そういったところは全然想像できませんでした。

でも、電話で問い合わせをした際には、すでに発達障害という診断を他院で受けていることは伝えていたので、まぁどうにかなるでしょう、と思っていたのですが。

初診の日。
受付で問診票

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転院騒動 1

(第1話目のみ無料公開です!)

私は、約6~7年ほど前、A診療所というところで発達障害の診断を受けました。
そこには、本当に、診断を受けに行っただけ、という感じでして、診断されたらそれでおしまい、というような感じでした。

なにせ、診断を受けた当時は、仕事も長続きせず、家庭生活のほうでもうまくいっていなかったので、正直手元に自分の自由に使えるお金がなかったのですね。
(ここら辺の金銭管理のできな

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