タイガース一発屋列伝

私は阪神タイガースを愛している。



一番古い記憶が大阪に住んでいた時だからかもしれない。



でもずっと弱かった。



バース掛布岡田バックスクリーン3連発を巨人にお見舞いした1985年の優勝以来、



20年間で10シーズン最下位。



そういえばこのめちゃ弱時代にファンに大人気だったマット・キーオが死んじゃったな。



特徴的な歴史と、関西圏の風土が合わさったのか、



選手にも地味な選手ってあまりいなかった気がする。



赤星、金本、片岡、今岡、矢野、桧山、アリアス、沖原、八木、伊良部、井川。



2003年の優勝決定の前に大阪を離れてしまったのは非常に残念だった。



一方で、助っ人外国人でもないのに3年くらいだけ



瞬間最大風速的に活躍する選手も多かった。



個人的にすごい好きなリン・ウェイツ、濱中、桜井、葛城、杉内キラーだった浅井、上園、阿部慎之助専用ストッパー高宮。



たいていはタイガースファンのコテコテの関西弁のヤジに耐えられなかったって噂。



助っ人のキャラも濃すぎる。



「神のお告げがあった」として自打球のせいで7試合で退団したマイク・グリーンウェル。



見た目とは裏腹にコンパクトに打ったマウロ・ゴメス。



開幕カードで盗塁して驚いた記憶のあるマット・マートン。



ただ地味に活躍した選手もいた気がする。



学生時代は柵越えしまくってたがバットを日ハムの中島より短く持ってた関本、



ノムさんにF1セブン(よくよく考えるとこの単語おもしれぇ)に指名された藤本。



正統派のオールラウンダーって鳥谷くらいな気がする。



思うに今年も阪神は弱いだろう。



でもここは親になったような気持ちで、



西や及川のルーキーと近本・木浪・北条あたりの成長を見守ることに徹したい。

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