療育で大事にしていること#5【遊びたくなる環境設定】
こんにちは。言語聴覚士のほんゆみです!
前回、全力で遊ぶことが学びの近道であるという記事を書きました。
子どもが楽しんでいるか?ということは何より大事です。
いつも遊びながら学ぶ、ということを考えています。
さて、今回は、子どもがつい遊びたくなっちゃう!環境設定・工夫について、無意識的に行っていることを言語化してみたいと思います!
隣の芝生は青く見える。楽しそうに遊んでいると欲しくなる!
これは、特に発語の少ないお子さんなんかと遊ぶときに使っています。
まずは、大人が楽しそうに遊んじゃう。アクションも大げさに、ニコニコしながら遊んじゃう。すると子供の方が自然と手を伸ばして、遊んでいるものを欲しがると思います。
そこで、ついつい「ほら、ちょうだい、だね」と要求の表現を促したくなるのですが、はじめは我慢。
さっと笑顔で渡してあげます。
子どもの(あれ、この人の持ってるもの、面白そう!)という感情が生まれた瞬間、そのタイミングが重要です!!
大人でも嫌ですよね、営業先でちょっと緊張しながら対面した先方の手帳がすごくおしゃれ。「素敵ですね」と身を乗り出して見ようとしたら、いきなり制止され、「まず案件がまとまってからにしてくれませんか」とプレゼンをいきなりさせられる、など。
そうなったら別にそこまでして、見せてもらう必要もないかなーと気分も冷めちゃう。
子どもたちなら、立ち上がってどこかに行っちゃうと思います。
私もそんな風に素直に生きたいなあ(笑)
繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返す。
子どもは繰り返すものが大好き。
くるくる回る、かたかた落ちる。
大抵の施設で見かけるこういうタイプのもの(笑)
繰り返しの遊びは、予期→実際に起こるの繰り返しです。
子どもにとって自分の予測した通りにものが動くということは安心感や有能感に結びつくでしょう。
そして、その繰り返しの枠の安心感の中で、大人が少〜しずつ介入して遊びの幅を広げていけると良いですね。
また、繰り返すのは遊びだけじゃ無く、大人の声かけにも言えますね。
「とんとんとん」「ぽたぽたぽた」「かんかんかん」と繰り返していく。シンプルで分かりやすい声かけは子どもたちにも安心感を与えます。
余計な刺激を与えすぎない
それはつまり、集中すべきものが何かわかる、ということ。
視界にいろんなおもちゃがあってごちゃっとしていると、気が散ってしまいあれもこれも、、と手を出して結局どの遊びも続かない…(と書きながら自分の机の上が資料でごった返して反省)
今、見て欲しいものや、気づいて欲しいことだけに焦点が当たるように、いらないものは布をかけて隠すなどするようにしています。
子どもの「好き」に寄り添う
これが一番大切かもしれません。
好きだから面白い。好きだから楽しい。好きだからもう一回!
好きなキャラクター、遊びはもちろん、好きな色や食べ物、カテゴリー(乗り物や動物など)、場所、人。
だから、いつも子ども達とは、相思相愛になれるようにしています(笑)
相手を楽しませるという点では、子どもでも大人でも関係ないですね。
よかったら思いやり、想像力に関する記事も見てみてください!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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