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我が家に同じ本が2冊ある理由

こんにちは!言語聴覚士のほんゆみです。


今日はある本のお話をしたいと思います。

みなさんは2冊以上持っている本はありますか?

もし持っていたらそれはどんな本ですか?


我が家には、『学ぶためのヒント』が2冊あります。

厳密には私が2冊持っているわけではなく。左は私のもの。右は夫のもの。中身はもちろん一緒です(笑)



この一冊との出会いは中学生の頃。

担任のK先生にバレンタインのお返しでもらった本。14歳の頃は、本よりマシュマロかクッキーが欲しかったなぁと思った気がします。自己啓発本なんて読んだことなかったので。


当時は、恩田陸さんとか、瀬尾まいこさんとか、あさのあつこさんの小説が好きで(今でも好きです)よく図書館で借りて読んでました。だから、もらったこの本は、まず自分じゃ選ばない一冊なのです。


まぁでも、せっかく担任からもらったから読もうと開いてみると、意外にも読みやすい。

『良い習慣を身につけなければ、悪い習慣がつく』ということばが深く刺さった14歳の冬。

中学生でも読める。

K先生!ありがとう!


初めて家族以外の人から貰った本は、思いがけない感動がありました。贈る相手のことを真剣に考えてくれたギフトでした。


その後、高校生になってからも、大学生になってからも、少し行き詰まった時はこの本を開き、担任のK先生に励まされながら乗り切ってきました。

もし、バレンタインのお返しがマシュマロだったらもう忘れているでしょう(笑)その後先生は定年退職されましたが、今でも定期的に飲みに行ったり、コロナ禍の今は年賀状やLINEでのやりとりも続いています。


私にとって、先生との繋がりが感じられる一冊。


さて、昨年末、夫に貸したところ、自分用にと一冊購入していました。

同じ本棚に置いているのだからわざわざ買わなくても…とびっくり。でも、この一冊を私にとって思い入れのある"プレゼント"と考えて扱ってくれたのでしょう。

ただの本。されど想いの乗った本。

同じ物だけど、同じものじゃない。


K先生への尊敬の念と、夫の想像力によって、この本は我が家の本棚に2冊、大事に並んでいます。




”同じ本”のお話でした。最後まで読んでいただきありがとうございました!


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