神話に登場する「黄金のリンゴ」の謎
※この記事は2015年に書いた私のblog記事と同じ内容です。
note版という事でリンゴの画像は『 みんなのフォトギャラリー 』から画像をお借りしてみました。ありがとうございます。
マガジンとして『 ふる~つばすけっと 』をご覧頂く際、テキスト記事の場合は漫画の補足になっています。
それでは、早速!
~神話に登場する「黄金のリンゴ」の謎~
・ ギリシア神話 「 トロイア戦争 」
発端となったのは、女神たちによる「黄金のリンゴ」の奪い合い。
ヘラクレスの『 十二の功業(12の試練) 』のひとつも
「 黄金のリンゴをとって来ること 」。
・神話に登場する 「黄金の林檎」
『 黄金のリンゴ 』 は ギリシア神話・北欧神話など、さまざまな伝承に登場する果物。
「 神の食べ物 」 や 「食べると不死になる果実 」「 運命の象徴 」として描かれていることが多い。
しかし、神話や民話に登場する「黄金の林檎」という言葉は
現代で言う「リンゴ」の実ではなく、他の果実である可能性が高いのです!
ギリシア語の「χρυσομηλιά 」、ラテン語の「Pomum Aurantium」。
直訳はそれぞれ「金色のりんご」(らしい)。
でも、どちらの言葉も 「オレンジ」を意味する言葉 なんだそうです。
イタリア語で トマトのことを「Pomodoro」と言いますが言葉の意味は『黄金のリンゴ』。
黄金のリンゴの正体はオレンジなのか・・・?
トマトなのか・・・?
少なくとも、ギリシア神話の「黄金のリンゴ」は「オレンジ」ではないかと言われています。
そもそも、リンゴを意味する言葉 「アップル/apple」も「果実(木の実)」全般を指す言葉で特定の果物を表す言葉では無いそうです。
( 「林檎」という字も「猛禽類のとまる木」を意味する語で、特定の果物のことでは無い。)
他に、ドイツ語の「Erdäpfel」、フランス語の「Pomme de Terre」は
『大地のリンゴ』という意味だけど「ジャガイモ」を表す言葉。
イギリスではトマトのことを 「Love apple(愛のリンゴ)」と言い、
フランス語でも トマトは「Pomme d‘amour(愛のリンゴ)」と言われています。
ドイツ語では、トマトを 「 Apfel von Himmels ( 天国のリンゴ )」と言い、
黄金のリンゴの正体は「 トマト 」説が有力なのでしょうか・・・?
こんな風に、いろんな果実の名前が「リンゴ」となっているのは
昔のヨーロッパでは、値打ちの高い果物や野菜のことを
「リンゴ」と呼ぶ習慣があったからのようです。
因みに、日本で言う 「みかん」 と欧米の「オレンジ」も少し違う果実なんだそうです。
そんな訳で、漫画は " 本当にスターの素質があるのは『 みかん 』なんじゃないのか "・・・みたいな感じで話が進みます。(たぶん。)
全然そんな設定見えて来ないでしょうけども!(`・ω・´)
・万有引力の法則
アイザック・ニュートンが リンゴが木から落ちるのを見て発見したといわれている法則。
( 「全てのものは必ず引力を持っている」といった感じの内容。)
ニュートンが自宅の庭に出て、瞑想にふけっている時に、たまたま りんごが落ちてひらめいた法則 だと言われている。
しかし、実は りんごのエピソードは「作り話」とも言われている。
どちらが真実かはわかりませんが、ニュートンの家には 実際にリンゴの木があったそうで“ケントの花(華)”と呼ばれる品種のリンゴで熟すと自然に落果するリンゴだったそうです。
黄金の林檎の謎・・・
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