私なんて絵は描けないを手放した日
2023/12/03に行われた井出武尊さんの、
「大人のお絵描き教室 金沢ラグジュアリー編」に参加してきました。
noteに記録しておこう!と意気込んだものの、ちゃんと書かなきゃ星人が出てきて、日にちだけが経過(汗)
気づけば3週間以上経ってしまった。
というわけで、細かいこと、時系列は違ってるかもです。
絵心が全くなく。
絵を描くってなにそれおいしいの?状態のわたし。
犬を描けって言われたら、これ犬なの?宇宙人みたい!なのが出てくると思うくらいの絵心ですw
それでもSNSを見て井出さんのお絵描き教室は興味津々。
でも自分が描いた絵を見せるのは恥ずかしい。
いやそんなの関係ない、参加したい。
という堂々巡りを繰り返し。
最終的には、お昼には金沢の美味しいものを食べられるということで参加を決意w
参加を決意したものの何を描くか全く決めていない。
何を描いていいかさえも全くわからない。
こんなんで参加して失礼すぎるとか思いつつ。
ここまで来てしまって後戻りはできない。
まずは井出さんから。
お絵描きをどう進めていくか、どう向き合うかというありがたいお話。
ペンとメモ持って来なかったことに後悔。
必死にスマホにメモ。
続いて美術史のお話。
すごくわかりやすいし、聞いてて楽しい。
美術の授業がめちゃくちゃつまらなかったのはなんだったんだ!
井出さんが美術の先生だったら良かった。
そうだったらもっと楽しく、絵を描くことも鑑賞することももう少し好きになってた!と、思った。
そしていざお絵描きタイム。
描きたいことを決めてないので。
「徹底的に躊躇しないで手を動かす。」
「わからないときこそ手を動かす。アウトプットすると、自分が出したいことがそれかどうかわかる。」
という、井出さんのお話通り、とにかく手を動かし続けることを決めた!
それでもやっぱりそんなに簡単に手は動かない。
絵の具と筆を選ぶ前に、写真フォルダをスクロールしてみた。
目に入るのは、今年のB'zライブのツアートラックばかり苦笑
これを描くのは違う…うーん。
とりあえずツアトラに使われてる色、赤、オレンジ、黄色、金色系の絵の具を選び、ひたすらその色を塗り続けてみることにした。
そうしてるうちに…。
偶然現れた丸がお花に見えてきて、花を描こう!となった。
だけれども、この色いいと思ったものを塗ってみたら急に気に入らず…。
このまま花を描き続けることは納得できない、さてどうしようか。
そんなときに井出さんがやってきて、アドバイスをくださり、一旦その絵から離れることに。
今度はまっさらなキャンバスに青系の絵の具を塗っていく。
すると今度は、空と海を表現したくなり、そのまま書き続ける。
抽象的にしたかったのに、空と海と言葉にしたら、具体的な絵になってきた。
そこで再び井出さんがやってきた。
いつもいいタイミングで声をかけてくださる。
「空と海を意識したら急に具体的になったね。抽象的に描きたいの?具体的に描きたいの?」
この質問で、抽象的に描きたいんだったと改めて気づく。 修正だ!
他にも的確な問を投げかけてくださったり。
筆選び、描き方のアドバイスしてくださったり。
おかげで頭の中のぼんやりしたものをうまく言語化でき、それを絵に表現することができた。
そして一つの絵がやっと完成!!
自分でもビックリ!
こんな抽象的な感じでもいいんだ。
こんなふうに描いたのは初めて。
不思議な感じとともに達成感。
再び一枚目の絵に戻る。
また井出さんのアドバイスをうけて、全部塗りつぶして1から書いてみることに。
こっちは具体的に描こうと決めた。
あんなに悩んでたのに一旦置いただけで、前よりも手が動く不思議。
そして無事にお花描けた!
ちょっと茎が曲がったけど。ま、いいか。
こちらも完成!
「良くなったじゃん!」と井出さんから言われて嬉しさでいっぱい。
1日で2枚の絵を描き。
下手ながら私でも絵を描けたー!という嬉しさでいっぱい!!
絵ってこんなに自由に表現していいんだ、楽しいんだ!
ということを発見したのでした。
私なんてをまたひとつ手放せたかな。
井出さんが、
「自分が何を表現したいかに向かい合ってほしい。」
「掘り下げるほど自分はいったい何を見ているかに気づく」
と仰ってたのだけど。
絵を描くこ以上に、自分が何を表現したいのか、何を見ているのか、そんなことを考えたり、気づいたりした1日でした。
何十年ぶりかの絵の具にワクワクしたり。
参加者みなさんのそれぞれ個性あふれる絵、表現に感動したり、刺激を受けたり。
手に絵の具がたくさんくっついて必死に洗ったり。
感情も思考も五感も゙フル回転な1日。
このわたしがまた絵を描きたいと思うほどに充実して楽しい時間でした。
大人のお絵描き教室、また参加したい!!!
井出さんありがとうございました。
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