気を遣いすぎてしまって疲れるのは・・・
こんなご相談をいただきました。
「私は、友人と会うと楽しいと思う反面
とても疲れてしまいます。
私と一緒にいるときに楽しいと思ってほしくて
すごく気を遣ってしまうのです。
空気が読めなかったり、
自分本位で人の気持ちがわからない人が嫌いで
自分はそんな人になりたくないんです。」
さらに
「細かいところに気が付いて、
人に気遣いができることを職場で
とても褒められました。
そこを自分から無くしてしまったら
私には何もなくなってしまうような気がします」
そんな内容でした。
人に気を遣うことで
自分が疲れてしまうのだとしたら
それは、完全にベクトルが「自分」ではなく
「友達」に向いています。
それは「性分」かもしれませんが
修正していく必要があります。
なぜなら
「一番大切な自分が楽しめないから」です。
「細かいところに気が付く」と
「気を遣う」は違います。
細かいところに気が付く人は
人のことを大切に思う気持ちが強くて
人からも大切にされますよね。
でも、
自分より人を楽しませるために
自分を疲れさせてしまうまで
気を遣う。
それはきっと相手にも伝わっていて
実は、一緒に同じ時間を過ごした
相手も疲れているかもしれません。
気を遣いすぎてしまう原因はいろいろあります
・人にどう思われるか心配
・嫌われたくない
・人からの評価が気になる
・自分より他人を優先してしまう
・自分に自信が持てない
・相手の気持ちを先読みしてしまう
・どんなことも我慢してしまう癖がある
・自分の弱さを隠したい
など、様々な原因があります。
もっと深く考えていけば、育った環境なども
関係してくる場合もあります。
上に上げた例を見てみると
ほとんどが「他人軸」ということがわかります。
実は、以前の私もそうでした。
私は、子どもの頃
母からは人に対しての接し方について
比較的厳しく教えられました。
母自身もそうなのですが、人に対して
言ってはいけないことなど
細かく注意されることが多かったのです。
そのため、人の顔色をうかがう癖がついてしまい
「自分らしさ」を出せなくなっていました。
私の場合、環境によって
自分らしさを出せるときもありますが
本来は「気を遣ってしまう方」なので
結構疲れることも多かったのです。
こういった勉強を始めてからは
「他人の軸」で生きることを辞めるように
努力しました。
自分の気持ちを一番に考えるようにし、
何かを決断するときは
人からの目や人から言われたことだけに
耳を傾けるのではなく
私自身の心に聞くようにしました。
そして、自分の気持ちを置いてまで
人に合わせることを辞めました。
常に自分の軸で物事を考える。
なかなか努力のいることですが
できるようになると
気持ちがとても楽になります。
人があなたのことをどう思おうと
あなたには関係のないことなのです。
あなたが人に対して自分勝手な行動を
しない限り、人はあなたから離れていくことは
ありません。
むしろ「あなたらしく過ごしている方が」
人はあなたに興味を持ってくれます。
ぜひ、あなたらしいあなたを前面に出して
過ごしてください。
きっと心が軽くなり
ストレスが軽減しますよ。
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