見出し画像

「地域密着型通所介護」って


定員(19人未満)・地域(市町村内)・要介護1以上

※ 要支援の受け入れをしている所と、受け入れていない所があるのは?
※ 総合事業の指定を受けることによって要支援1・2の方も利用受け入れできるようです。

このサービスは2016年4月1日より導入されたサービス区分です。

 利用できるのは要介護1以上の認定を受けた方のみとなっており、要支援の方は利用することができません。利用定員19人未満のデイサービスセンターなどの地域密着型通所介護の施設に利用者が通ってサービスを受けます。

 これまで単一の通所介護だった枠が、通所介護と地域密着型通所介護に二分されたもので、定員数、地域、費用が異なります。

 それまでの通所介護では、19人以上が利用定員となっていましたが、利用定員が19人未満となったことで、より手厚いサービスを受けられるようになりました。また、通所介護には利用する地域において制限がないものの、地域密着型通所介護は原則として自分が居住している市町村の住民でないと通うことができません。

健康長寿ネット

※ 国は、どういう目的で『地域密着型通所介護』を出発させたのか?

そのころの私の記憶では、諸説ありますが、
「小規模の通所介護は開設しやすく数がどんどん増えている。認可の権限を市区町村にして(通常規模の認可は都道府県)増え過ぎの通所介護事業所にきめ細かく一定の規制をかけられるようにする」というのがありました。
実際に規制をしているのかはわかりません。

メリットは?

メリット

地域密着型通所介護は小規模事業所での運営となるため、一人ひとりの利用者に寄り添った手厚いサポートが可能になります。

中には医療依存度の高くても受け入れが可能だったり、緊急利用や利用時間の延長なども柔軟に対応できる施設もあり、これらは利用者にとって大きなメリットです。
また職員との距離が近くアットホームな雰囲気であることも、利用者にとっては安心感があるでしょう。

職員にとっては、18人以下の少人数制であることによって利用者一人ひとりに目が届く環境で働くことができます。
利用者の状況やニーズをスタッフ全員が把握しやすいこともメリットです。

トライワーカー

通所介護もいろいろあるように 地域密着型通所介護もいろいろです


※ ホームページを張り付けているのは、お勧めではなく一例です。

半日の個別機能訓練特化型

小さめの空間で、1対1に近い対応で個別に機能訓練を行います。また、集団でストレッチ・体操を行います。

リハビリテーションは、医師の指示に基づき理学療法士などのセラピストが患者に対してリハビリテーションを実施するのに対し、機能訓練には医師の指示は必要なく、機能訓練指導員が機能回復のために実施します。したがって、機能訓練はデイサービスに通う利用者にとって、リハビリよりも気軽に取り組める身近な訓練であるといえます。

ワイズマン


定員10人のより小さいデイもあります


個別対応ができる お泊りができる

お迎え時間 自宅到着時間の相談に応じます。 朝食や夕食の提供もできます。自費でお泊り利用できます(通いなれたデイで泊まれます)


3時間入浴専門デイ

集団のレクリエーションはあっても少しです。入浴の待ち時間は、お好きな飲み物でお楽しみください。

男性利用者(女性も)が「ちいちいぱっぱのデイサービスは行かない」と言う場合、送迎付きの入浴に行けます、と説明します。


※ いわゆる大型デイサービスに象徴される「風船バレー」遊びのイメージに合わない方、個別対応の必要な方、デイ拒否気味の男性利用者の方、じっくり機能訓練に取り組みたい方、特別養護老人ホームのショートステイでは過ごせないと断られる方でも泊まれるかもしれない方、個人の家を訪ねる感じでなら利用しやすい方、

ご検討ください


あって良かった『地域密着型通所介護』

※ ケアマネyumi が ケアマネ時代の あって良かった 経験談 
古い話は記憶があいまいな面もあります。ご了承ください。


利用時間に柔軟性あり

家族が日中不在で透析の送迎に対応できない理由だったとの記憶ですが、デイをあえて利用し人工透析送迎に対応を頼みました。中抜けの利用時間になってしまいますが快く対応してくれました。

自費サービスの通院介助 
個別対応うたっているデイでは自費サービスの中に「通院介助」があります。サービス時間を中断して通院介助してくれました。1時間2500円程度。
1)キーパーソンは他県に住む姪、老人保健施設入所を希望するが、診療情報作成のための通院援助ができない。デイ利用中に「自費対応の通院介助」で各種検査を受けることができ、診療情報を書いてもらい入所できた。
※ 老人保健施設は母体が医療法人なので申込書類が何枚も必要です。感染症検査なんて普段誰もやっていないので、手間がかかると覚悟してください
2)歯科医も行ってもらいました。

ショートステイより迅速に

以前に記事に書きましたが、腰痛で動けなくなり、娘さんが対応できるまで2泊3日、明日朝からの依頼を受けてくれました。3食身体介護付きで安心。

個別対応

独居男性。難聴で電話通じにくい。食事確保・入浴目的でデイ利用。コンビニへスポーツ新聞等の買い物・パチンコ屋・ファミレスへモーニングへ出かけてしまう方、不在だと再度お迎えしてくれる、または、お迎え時間を遅く設定してくれる。服薬カレンダーで服薬援助、自分のペースで過ごさせてくれる、洗濯があやしくデイで洗って次回衣類を取り換えてくれる、関西出身なのでたまにはおやつにお好み焼き、デイの中でも個別対応。

私の担当利用者ではありませんが、車いす利用の方でも、声掛けと独自の介助方法で普通の浴槽での入浴、トイレでの排泄介助で生活リハビリ、心身機能回復へ。歩行できる方は機能訓練で近所の歩行一緒に。

食器拭き上げ、洗濯物たたみの仕事でやりがいを。キッチンがそばにある家庭的な雰囲気なので自然にできる。


自費利用

単位数をオーバーしそうな場合、一定料金で丸1日自費利用にしてくれる事業所ある。自費お泊りできるところが対応してくれる。
普通にデイサービス利用で結果オーバーした場合介護度によって違うが、例えば1日1万円かかる。あらかじめオーバーする日数を自費利用にすれば5000円程度の設定にしてくれる。


自費お泊り

足立区も葛飾区も、事業所説明会で利用は好ましくないと言う。
生活保護の方は、単位数のオーバーの「自費」はいけないということと同じ意味なのか「自費サービス」のお泊りをしてはいけないようだ。

生活保護の方が認知症で、特別養護老人ホームのショートステイに適さない場合はどうするのだろうか。特養で夜間に個室の20人を一人で介護する時、歩ける認知症の方を安全に過ごしてもらうことは難しい。

小さなデイの「自費お泊り」では5人以内を一人で、対応できる。

宿泊代

は泊まる夜の前後の日にデイサービス利用していれば、宿泊費は五千円以内程度です。


「地域密着型通所介護」と「通所介護」


あらそうだったのと、ケアマネも見分けがつかない時もあります。

「地域密着型通所介護」の1日型の事業所は、要支援対象の総合事業を行っていないことが多いです。利用時間に関係なく一定の単位数なのです。

小さそうでも、営業範囲が広い場合は「通所介護」です。


 まだまだ、介護には縁がなさそうな方も、イメージを広げて頂けたと思います。リビングウィルにこんなデイへ行きたいと書くのも良いかもしれません。
 私は、元気いっぱいのデイへ行きたくないと思っています。疲れそうです。元気いっぱいのデイが好きな方もいます。いろいろ選べるんです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?