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協力してくれる人たち

2024年のはじめ、ヘルパーさんと他愛もない話をしていた時に私はパラグライダーで空を飛んでみたいという思いを初めて伝えた。

最初は言ってもどうせ叶わない事だろうと思っていた。
私は日常生活も介助がないと生活できず、自宅での移乗はリフトに頼っているので、リフトのない場所での移乗が大きな問題となる。
外でのトイレもリフトを持って行かないと厳しいし、リフトが使える広さのトイレも必要になる。
そんなことから、遠出することがまず難しいと思っていた。

私がパラグライダーをやりたいと言っても、きっと聞き流されて終わりだと思っていた。
しかしこのヘルパーさんは、驚きはしたものの、「じゃあ、行こうよ!」と言ってくれた。

この一言を私はずっと求めていたのかもしれない。
それを聞いた瞬間に身体の中からアツいものを感じた。

私と外出するという事は、車の運転も介助も色々と担わなければいけないことがあるのに、行こうと言ってくれる気持ちがまず嬉しかった。

こんな会話から私のパラグライダープロジェクトが始まり、ヘルパーさんが周囲にこの話をすると次々と賛同してくれる人たちが出てきた。
私は反対されることも覚悟していたのだが、一緒に楽しもうとしてくれている。

こうやって障害者も健常者も混ざり合って生きる世界が私が最も理想とする世界。
こんな風に社会全体がなっていったら、みんな幸せなのにな。
私がまずその世界を実現していこうと思った。
本当に人とのご縁は私にとって宝物だ。

私もこのチャレンジをすることで、誰かに勇気や希望を与えることができたら嬉しい。
私の願いを叶えようとしてくれている仲間たちに感謝しながら、私も体幹の筋トレや体調管理にしっかり取り組んでいこうと思う。

パラグライダーで空を飛んでいる自分を想像するだけで毎日ワクワクしている。
最近、私の中の何かの線が切れた気がする。
不安や抵抗がまったくなく、楽しみしかない!
アドレナリンが出まくっているのかもしれない。
まだ1か月あるから今は少し落ち着こうと思う。

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