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福島 初夏の会津横断 二岐温泉編

毎年恒例の学生時代の同級生との旅行。今年も福島。今まで一泊二日だったが今年は二泊三日の旅。初日は柳津温泉に投宿。二日目は岩瀬湯本温泉泊。三日目、最終日の記録です。二日目はこちら。

昨日の夜は蛍も見たし、満喫。
朝風呂に向かう。案の定熱いお湯だが、朝は熱い湯が交感神経を刺激していいらしい。

朝ごはん。夕食と同じ囲炉裏のある食事処で。

美味しそう!
この山菜味噌みたいの美味しかった
ツヤツヤ会津産銀シャリ
自家製おしんこ
ふきのきんぴら

朝ごはんもかなりレベルが高い。

ロビーには漫画や図書コーナーも。「黄昏流星群」があると「人間交差点」もセットなはずなのに「部長島耕作」しかなかったな。笑
男性向けのラインナップ。「美味しんぼ」あたりも欲しいところ。ちゃんとつげ義春の漫画もあった。

この後、近くの温泉に立ち寄り。

その温泉までは湯口屋から車で10分。事前に営業しているかどうかは確認済み。
後ろからバイクがずっとついてくる。温泉の入口が見えたが、急坂なのでハザードを点滅させて躊躇していると、バイクも私達の後ろで止まってる。
キョロキョロしたら、道路沿いに駐車場があったのでUターンして車を停めた。すると、そのバイクもUターンしてきて駐車場へ。

「何、何?つけられてる?」

バイクは私達の隣に停まった。車内から見ていると、そのライダーは若い女子だった。皮のライダースジャケットがカッコいい。

すると、隣に車を停めて一服してるおじさまが「湯小屋温泉?1時間待ちだって」
私達「はい。そうなんですか!じゃあ私達は2時間待ち?」
おじさま「俺、どうするか迷ってるからいいよ、先に行って」
私達「そうですか。ならすみません、お先に行かせてもらいます」
1時間交代の貸切利用なのだ。先客が既にいると言うことだ。

と、歩いて急坂を降りる。するとバイク女子もついてきた。

福島 二岐温泉 湯小屋温泉旅館

こちら、一度廃業して新たなオーナーが買取り、改修して再開したのだ。また、この温泉もつげ義春が泊まった温泉として有名らしい。

湯小屋

オーナー「今一人入ってるから1時間近く待つことになるけどいい?」
私達はカウンターのあるロビーで待つことに。

するとあのバイク女子が入ってきた。おじさんに聞いてきたのだろう「2時間待ちですよね?」
とオーナーに聞いていたので思わず、
「私達と一緒に入りませんか?」と言うと、
「いいんですか?」「私達は全然構いませんよ」
と3人で入ることになった。

先客は一人で、車中泊しながら湯巡りをしている女性だそうだ。筋金入りだ。
私達は湯口屋に泊まったと言うとオーナーに「もしかしてつげファン?」と言われた。「いいえ、ただの温泉好き(変態)です」と答える。
「つげファンは湯口屋からウチってパターンが多いんだよね。聖地巡礼。昨日から泊まってる人もつげファンだよ。つげ義春は湯口屋にも泊まってるからね」

へー!どうやらこの本に載ってるみたい。

次のオーナーの質問責めはバイク女子。
彼女はバイクで埼玉から来ていた。以前にニ岐温泉に来て、隣の大丸あすなろ荘に入った際、こちらを見つけていずれは…と思って来たんだそうだ。私達同様、つげ義春ファンではなかった。
しばし、つげ氏の本などを見せてもらい待つ。

20分ほど待っていると、先客が出てきた。私達の番だ。1人1000円を支払い湯小屋へ。

つげ義春ネタが貼ってある
湯小屋入口

貸切露天風呂、内湯、女湯からなる。

貸切内湯 右に湯浴み着がある。以前は貸切ではなく混浴
湯口

カルシウム-硫酸塩泉。源泉52.3度でこれまた熱め。露天風呂へ。

露天風呂

野趣溢れる露天風呂。開放感。湯船は岩で仕切られて二つ。手前が熱めで川側はぬるめ。

湯口
川側の湯船

バイク女子も参加。タオルに「熊の湯ホテル」とある。長野の名湯だ。

私「温泉好きなんですね。熊の湯のタオルだ」
バイク女子「はい。今日から二泊三日で福島から新潟まで行くつもりです」
私「今日はどこに泊まるの?」
バイク女子「西山温泉に行きたい温泉があって。今日の宿は決めてないんです。」
私「もしかして、老沢?再開してたけど、誰もいなくて入れなかった。Googleに泊まった人がクチコミ書いてたから泊まれるかもよ」
バイク女子「そうです、老沢。えー!うれしい。泊まれなくてもテント積んでるんで」
私「うわ、すごいね!」

若いっていいなあ。
じゃあお先に!と出ようとすると「老沢に入れたらGoogleのクチコミ書きますね!」とバイク女子。

女湯
湯口
カッコいい彼女のバイク

お昼は栃木で

栃木 手打ち蕎麦 横川のさと

蕎麦街道を通ったのでランチはお蕎麦。これが当たりでした。

注文が入ってからお母さんが蕎麦を打つ
SDG’sな割り箸袋

なんとサービスで前菜が出ます!

山菜盛り合わせ
じゃがいも団子

女将お手製だそう。自前の畑で採れた野菜や山菜だ。この季節でしか食べられない逸品。

おすすめの辛味大根蕎麦850円

粗めにおろした自家製辛味大根がいいアクセントに。美味しいお蕎麦でした。

自然な風が吹き抜ける店内

この後は日光市内のお気に入りのお店へ。

栃木 日光 小野口商店

ここのたまり漬けの素が大好き。友人のおすすめで買って以来よく買います。醤油のように使って焼きおにぎりにしたり、きゅうりを漬けたり。お味噌も美味しい。

帰りは渋滞を避けて下道の4号線から帰ってみた。これがなかなか快適であった。

翌朝食べた
赤べこマグネット

ちなみに、老沢のGoogleクチコミが更新されていました。うらやましいぞ!

おわり

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