料理の美味しい温泉(女将さんの手料理限定)23
私は、鄙びた温泉が好きなので、泊まる旅館はどうしてもご夫婦や親子で家族経営されているような小さな旅館になります。そのような旅館だと、基本的に食事は女将さん、たまーにご主人や息子さん、娘さんが食事を作ります。
立派な板長さんが作る豪華な懐石料理にも憧れますが、私は郷土料理が好きなので、その土地の旬な物や名産を使った家庭料理がうれしいです。初めて見るもの、食べるものはワクワクします。
私の独断と偏見による温泉もよくて、女将さんの手料理が美味しい温泉を紹介します。22はこちら。
7月、長野から岐阜、白骨温泉から平湯温泉に出かける。初日は相方の奢りで長野、白骨温泉の高級宿へ。露天風呂を巡る旅となる。一泊目はこちら
二泊目は私の大好きな、ボロ、あ!違う、鄙びたお宿へ。奥飛騨温泉郷ですが、新平湯温泉は古民家風なお宿が並び、その先の栃尾温泉は住宅街?と見紛う中に小さな民宿が点在。今回はそんな栃尾温泉の民宿に泊まってみました。こちら、豪華さはないですが、地元の食材ふんだんの料理の美味しい民宿でした!大当たり。
岐阜 栃尾温泉 富久(とく)の湯
気さくな女将さんが明るく出迎えてくれた。部屋は二階。
散らかす前に撮影。実は昨晩の高級宿より広い。エアコン有、布団はセルフ、トイレ、洗面所は共同です。
早速お風呂へ。
湯量が豊富らしくドバドバで適温。単純泉。源泉60度超えなのにうまく冷めてる。24時間入浴可能でとても気持ちのいいお湯。個性的な温泉が続いたので仕上げにピッタリ。
湯上がりに近くの酒屋さんで買ったご当地缶チューを。
夕食は18時半〜広間で。料理は女将さんと飾らない(いい意味で)マダム達で作るそう。マダムは全員パートさんだそうです。お給仕はマダム達担当。
常連さんかな?焼酎紙パック持ち込みの方も。笑
渓流釣りや、登山のお客さんがいるらしく、マダムに釣果を伝えたり、和気藹々です。一人旅の方も二人ほどいて気兼ねない雰囲気が良き。
メインの飛騨牛の陶板焼き。まさか民宿で飛騨牛が食べられると思ってなかった。飛騨牛大好き。
こちらのお食事はお酒のアテ感が強めのラインナップなんだけど、特筆すべきはこのお皿。飛騨の郷土料理「こも豆腐」に、みょうがにきのこ、ネマガリダケ、ししとうの天ぷら、ぜんまい煮、お隣り富山の昆布巻きかまぼこ、高菜?(たぶんこの地方の菜っ葉)の油炒めなど、地のもの&郷土料理大好きっ子の私にはうってつけの一皿でした。
他に酢の物や、山芋千切りなどの小鉢があって飽きないし、とにかく量が丁度良いのです。
おつゆの代わりにお蕎麦です。こちらも二口分くらいで丁度よい。いろいろな料理を少しずつって和食独特で、日本の文化の一つだと思う。
銀シャリまで食べれました。デザートは手作りコーヒーゼリー。3人のエプロン姿のマダム達が代わるがわるお給仕してくれるのが楽しい。「美味しい?ごはんおかわりしてね」と甲斐甲斐しいのが心地よい。
厨房にごちそうさまを言うも、マダム達はトークが盛り上がってて聞こえないみたい。笑
忙しなく料理を出し切ってホッと一息なのだろう。そんな緩さも良き。
翌朝の朝食も同じ広間で、7時半〜。昨日夕食時にいた方がいなかったり。きっと朝早く出発する登山客だったのかな?
安定のラインナップな上、やった!岐阜、飛騨高山地方の郷土料理「朴葉味噌」がある。これでご飯二杯いけますよね。お酒にも合う。
よかった、温泉たまごだ。生卵は苦手ですが、温泉たまごは好き。
アットホームと言う言葉がピッタリ。源泉ドバドバ掛け流しの温泉と、飛騨の郷土料理から飛騨牛までいただけてコスパもいい。
一泊二食:7920円+入湯税150円(通年同料金)
アメニティ全てあり。Wi-Fiあり。
近くのおすすめ立ち寄り温泉はこちら。
岐阜 栃尾温泉 荒神の湯
男女別の絶景露天風呂です。寸志300円。宿から歩いてすぐです。宿には露天風呂がないのでこちらに入りにきてもよいかもです。
約70度の単純泉。あちちです。
近くの道の駅もご紹介します。季節柄夏野菜がたくさんでした。
岐阜 道の駅 奥飛騨温泉郷上宝
こちら山椒が特産品で、ちょっとお高いけど購入。山椒の香りが大好きです。
夏野菜も安いので爆買いしました。
奥飛騨温泉郷の中でも地味な栃尾温泉、登山や穂高ロープウェイ、渓流釣りの拠点におすすめです。
おわり
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