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「どこかにマイル」で行く青森温泉巡り一人旅 雨女、豪雨に挑む②

前から気になっていたJALの「どこかにマイル」を使い、青森に温泉巡り2泊3日の一人旅に行ってきました。ちょうど豪雨にぶち当たりましたが、雨女の意地で決行。1日目は古遠部温泉泊。①はこちらです。

朝風呂でも「トド寝」をキメる。いつも独泉でこんな贅沢していいのかな?

朝ごはんの解説。笑
夕食かと見紛う程のボリュームでした。
山うどの煮物、地元産キノコと豆腐の煮物、揚げ出し豆腐と茄子の揚げ浸しなどなど!お味噌汁は青森産しじみ汁。全部美味しかった。デザートは青森産メロン♡

チェックアウトの際、ご主人(女将さんのお父さんかな?)に「雨やまないねー、今日はどちらへ?」って聞かれて「温泉をまわりながら嶽温泉に泊まります」と言うと「えー!岩木川が氾濫してるかもしれない。宿はどこ?電話してみるね。悪い時に来たねぇ」と言われて青ざめる私。
「私、雨女なんですよー」と言うとご主人は笑ってた。笑ってないで早く電話して!

ご主人「あー、大丈夫ですか。気をつけるとこは?あ、特にないですか。わかりました」「大丈夫だって。特に問題ないみたい」
私「あー、よかった」
ご主人「あ、帰りの道路確認してないから。もし何かあったら連絡下さい。対処します」

マジか!え、あの土嚢あったとこ大丈夫かな?

宿の番犬。吠えまくり。おかげで熊が来ないらしい。

古遠部温泉
一泊二食9700円(1人泊)携帯電波なし。Wi-Fiなし

高増温泉 不動の湯

今日も土砂降り
奥に不動明王が鎮座

道路は全く問題なく、無事に目的地に到着。こちら泡付きありで、水面からパチパチ気泡が。
ナトリウム-塩化物•炭酸水素塩泉。べっこう色のツルツルのお湯でした。400円

湯口からも気泡がパチパチ

じょっぱり温泉

うっすらモール臭がしました。しょっぱくてツルツル。ナトリウム-塩化物泉。お湯はべっこう色。成分11gの濃いお湯でした。450円

湯口。ドバドバでした。
ぬる湯の泡風呂あり。

つがる地球村温泉

以前来た時はランチだけで、後から温泉もいいらしいと聞いて温泉入ればよかったー!と、後悔していたんです。ランチもとても美味しかったので、リピート。

内湯
半露天風呂

湯量豊富で紅茶色のお湯がドバドバ。露天風呂は若干温めでした。ナトリウム-炭酸水素塩•塩化物泉。源泉43.7度ですが、露天風呂は40度くらい。550円

ライアン

地球村にあるレストラン

前回はこちらでおすすめセットをいただきました。友達がパスタを食べてて美味しそうだったので、今回はパスタにしました。

青森産しじみのペペロンチーノ。スープ付き。850円

予想通り美味しかったです。店内は混んでいて人気なのがわかりました。アサリじゃなくて、しじみなのが青森スタイル。

屏風山温泉

お次はこちら。雨が小降りになってきました。

浴槽は全部で4つ
メイン浴槽
湯口

こちらもべっこう色の温泉。ふんわりモール臭がします。モール臭大好きなんで深呼吸しちゃう。
適温です。ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。CO3が60でツルツル!350円

光風温泉

こちら自動車屋さんが経営する温泉。200円。
自動車を購入すると20回分、車検だと10回分の回数券をくれるそうです!ちなみにスズキでした。
隣に自転車屋さんもありました。

べっこう色のお湯。かなり熱めです。
年季の入った壁にえびすさんと虎

ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉です。ツルツル。
やはりモール臭。カランからも温泉が出ます。この日入った温泉、全てカランから温泉が出ました。贅沢だなー。脱衣所でマダム達が着替えながらずっと喋ってたけど、内容は全く聞き取れず。津軽語だから尚更。

さて、今日の宿に向かいます。雨は降ったり止んだりの繰り返し。たまに晴れ間も覗く。
途中、道路脇には雨にもかかわらず、「嶽きみ」という名産のとうもろこし販売の露店がたくさん。

嶽温泉 小島旅館

一瞬晴れた!

今日はこちらにお世話になります。チェックイン。
女将さん「今日はみんなキャンセルになっちゃって、湯美さんだけ」 
私「えー、そうなんですか?」
女将さん「もう、外見てよ。普通の雨。ニュースであんなやるから。営業妨害!」
私「昨日、古遠部温泉に泊まったんですが、ご主人が嶽の方は大変だぞって言ってて」
女将さん「今朝電話あったぁ。大丈夫言ったよ」
私「はい、私もここまで温泉巡って来ましたけど、みんなフツーに営業してて、何の問題もなかったです」

ニュースと現地の温度差。今日は休前日でかき入れ時。今日から忙しくなるからって、昨日は休んだんだって。こうなったら夕食ではたくさんお酒を頼んで売上に貢献しよう!笑

早速お風呂へ。

白濁の温泉らしいお湯
奥は熱め、手前は適温でした。
湯口。溜まった湯の花をかき混ぜて白濁させましたー。

酸性•含硫黄-カルシウム-塩化物泉。酸性なので酸っぱいです。今日はずっとモール泉だったので久しぶりの硫黄チャージ。楽しい!

窓から湯小屋らしき建屋が見えた

部屋にエアコンがないのが湯上がりにはちょっとツラい。窓を開けて涼んでいると向かいに湯小屋を発見。散歩したら宿の隣に入口があり入ってみた。

嶽温泉 赤格子館

看板が木で隠れちゃって営業してるかわからないですね。

女将さんにお風呂入れますか?と聞くと、「小島旅館さんに泊まってるの?お湯は同じだし、ウチはシャワーもなくて…」と言われました。「入りたい」っていったら「じゃあいいわよ」って入れてくれました。
シャワーがあるとかないとかどうでもよくて、そこに温泉があったら入るだけなの。

シンプルで好きだな。
湯口

熱いかと思いきや適温。嶽温泉の組合配湯なので泉質は小島旅館さんと同じ。浴槽が小さい分お湯が新鮮な感じ。アタリ!350円

さて夕食

左上は豚肉陶板焼き、右上は舞茸の土瓶蒸し、左下は茶碗蒸し

大体食べきれないから、一番品数が少ないプランにしたのにこれ!すご。
湯上がりにビールを飲んだので、いきなり日本酒いっちゃお!

息子さん(たぶん)が給仕担当。日本酒の品揃えは自信があるらしく、好みを聞かれました。辛口スッキリ系お願いします!

隣は田酒だよ!

4種類紹介されました。夏のスッキリ日本酒4選だそうです。1合各500円。豊盃(ほうはい)旨辛口と稲村屋を1合ずつお願いしました。全部いきたかったが、一人で4合はお風呂が楽しめないパターン(寝ちゃう)になるなと思い断念。ご好意で他2種も一杯ずつ味見させていただきました。

これが太字にしちゃう程美味しかった!ホントに夏のスッキリ日本酒でした。全部おすすめです。

山菜もたくさん。左下は夏の山菜「みず」
お刺身はやっぱりホタテが美味しかった!
真ん中に鴨肉。ハンガリー産だそうです

嶽温泉名物、マタギ飯と言われる釜飯。もうお腹いっぱいで全部は食べきれませんでした。茶碗蒸しは青森特有の甘いやつ。私は苦手なんですが、青森では茶碗蒸しは甘くないとダメなんだそうです。
小学生の頃、友達の家に遊びに行って夕飯をごちそうになった時、甘い茶碗蒸しが出て衝撃を受けたの思い出した。友達のお母さん、青森出身だったんだよね。

昭和な館内。トイレ共同。ウォシュレットあり。

部屋に戻り、雨音を聞きながらグダグダしてまたお風呂に入っておやすみなさい。

つづく

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