長野 温泉巡り 塩尻編
2月、三泊四日の長野湯巡りへ。一日目は浅間温泉泊、二日目は松本、崖の湯温泉泊。三日目は乗鞍高原泊、最終日の記録…のはずだったのですが、大雪のアクシデント。三日目、乗鞍高原編はこちら↓
朝、目覚めると外は雪。と朝風呂へ。
爺ちゃん、朝食も完璧だよ!爺ちゃんは調理師免許ホルダーでした。納得。
チェックアウト。
爺ちゃん「今日は大雪になるみたいだよ、気をつけてね」
私「はい。あ、ごはんがとても美味しかったです」
爺ちゃんはつぶらな瞳の満面の笑みで
「また来てね」
おばあちゃんちのような旅館は泊まったことがあるけど、おじいちゃんちのような旅館は初めて。
予約は電話のみ。大きな声で。笑
アメニティはバスタオル以外全てあり。
近くの温泉地に向かうも雪が凄くなってきたよ。
長野 白骨温泉 泡の湯
白骨温泉はお高い宿が多く、ハードルが高い。10年前に母親と「笹屋」に行ったことがあった。当時はまだ1万円代で泊まれたが今は無理。
てなわけで、こちらに日帰り入浴に来ました。1000円
混浴露天風呂と男女別内湯。撮影禁止です。内湯の方がお湯が新鮮でした。温いので雪の中は厳しいですね。混浴ですが、バスタオル巻きや湯浴み着OKで、濁り湯なのでハードル低いです。
含硫黄-カルシウム•マグネシウム-硫酸塩温泉。源泉36度なので、露天風呂の一部加温、内湯には加温浴槽があります。夏が良さそう!
ここで帰路につくも前途多難な模様。これじゃ雨女ならぬ、雪女だわ。
雪だからトロトロ運転しか出来ない。ランチは途中の道の駅と思っていたが、あまりの雪で道の駅の存在を見過ごし、仕方なく途中見つけたコンビニでポテトグラタンを買い、温めてもらって車中で。和食続きだったたから洋物が食べたかったのだ。
そして松本ICに向かっていたGoogleマップのナビが急に塩尻に行先変更。つまり…
「大雪による中央道通行止め回避」
恐れていたことが現実に。塩尻ICに着き、下道(20号)に行くも30分で5mしか進まない。まず、5時に予約していた歯医者は諦めた。相方が諦めてもう一泊だと言い出す。このままじゃトイレも行けないよな。とUターン。
スーパーの駐車場に車を停めてまずトイレへ。そしてGoogleで宿を探すと、湯美好みの宿を発見した。早速電話。
私「今日なんですけど泊まれます?」
宿「大丈夫ですよー」
私「ちなみにおいくらでしょうか?」
宿「一泊二食7700円です。雪が積もっちゃうから早く来て下さい」
私「30分くらいで行きます」
時間は2時過ぎ。スーパーから10分の宿だが、雪だからもっとかかるだろう。
ビジホは素泊まり6600円だったし、こんな雪じゃ外に食べに行くのは億劫だし、お店も早仕舞いかもしれない。お安いし、二食付きはありがたい。
もう一泊となった途端、会社に明日も休むとメールをすると、なぜかテンションが上がり、早速スーパーでお酒を買う。笑
人間、切り替えは大事だ。下道20号の峠で車中泊になってトイレ難民、更にガス欠と思ったら天国だわー!
長野 塩尻 すがの旅館
到着。女将さんが大変でしたね。と迎えてくれた。お風呂もすぐ入れますよ。とのこと。
ここはビジホじゃないから部屋にはお風呂がなくて、共有の男女別のお風呂があるのです。部屋に入ると布団が敷いてある。
安堵感から部屋に着いたらドッと疲れが出て部屋の撮影を忘れる。
平日だったが宿泊客が多く、上下ジャージのアスリート風の若者が数名。
浴室を除くと誰もいなかったので、お風呂に入ることにした。
共有のお風呂へ。塩尻は温泉がないので、温泉ではないです。これが昭和な湯美好みの浴室でした。
雪はどんどんひどくなる。NEXCO中日本のサイトによれば、中央道の安曇野から上りは明日の昼過ぎ開通とのことだ。明日帰れるのかなあ?
なんだかんだで夕食の時間。食堂へ
夕食はボリューム満点の食事であった。相方が思わず「儲かるのかな?」と言ったら女将さんに聞こえて「儲からないわよー」と言われる。
食事を始めると、隣のテーブルのご夫婦から話しかけられた。
奥様「すみません、今日はどちらから?」
私達「東京です。実は今日帰る予定が中央道が通行止めで、急遽こちらに」
奥様「あー、私達は岐阜からで、昨日軽井沢に行く予定でしたがキャンセル、今日は朝から通行止めで帰れなくなってこちらへ。特別に12時にチェックインさせていただいて助かりました」
そうか、下りの方が早く上下道共に通行止めになったんだ。同志の連帯感が生まれ、しばしおすすめの温泉などを語る。
自販機があって、ビールなど変わらない価格で買えます。食堂で夕食といただくこともできます。
今日はさすがにヘトヘトだ。早めに寝ます。
諏訪編に続く
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