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ふつうのときの覚醒状態

おはようございます。と、いってもまだ午前三時なのですが……。昨日noteにも書きましたが、脳のドーパミンを抑える薬が一錠減りました。夜眠るとき、不安と憂鬱に苛まれていたのが昨日はその日楽しかったことが頭に次々と浮かんできて、幸せな心地で眠りにつけました。

よく眠り、早朝からパッと起きます。一般の人に例えると、まだ何も口にしていないのにも関わらず朝食をしっかり食べて珈琲を飲んでおきてから二時間くらい経ったような感覚です。

これが統合失調感情障害の私の自然にまかせたときの覚醒状態になります。

それ、いいじゃん。と思った人もいると思います。無いドーパミンを作り出すためにあの手この手を試す方もいるからです。

それでも、あまりに心身の調子が良いので頑張りすぎてしまうところが病気の作用です。なんなら今からすぐに夜までずっと仕事ができてしまうからです。でもその疲れは確実に体に蓄積して、内臓にも負荷がかかります。

身体に負担をかけすぎて扁桃炎にかかった経験

それは免疫にも影響します。病気になりはじめ、仕事をやりはじめたころ私はよく42度の高熱を出していました。扁桃炎でした。月に2回も3回も42度の熱が出てしまうようになって4カ月ほど経ち、さすがにこれでは体がもたないと思い病院で検査をうけ、扁桃腺を切り取る手術をすすめられました。

切り取っても改善しない人もいると言われ、悩みましたが少しでも望みがあるのなら、と全身麻酔でのぞみました。21~2才の頃でした。

手術が終わったあとはカエルのような声になり、元の声に戻るか心配で泣いた日もあります。ですが、傷がふさがると声はもとに戻っていきました。その後高熱が出ることはなくなり、手術をして良かったと思っています。

✅覚醒状態が心地よくても体に負担がかかっていることを忘れない

統合失調感情障害は調子が良いときが病気、調子が良いことが調子が悪いサイン、という判断が難しい病気ですが、そうした病識をもって心身をフルに働かせない意識が大切だと思います。

時になんでもできる気がしてくるほどやる気が満ちてくる病気ですが、それは病気の妄想交じりであること。自信のあまりまわりに対して配慮がなくなることは攻撃的であることも知っておかなくてはなりません。

配慮が難しいうちはやはり薬を強めにしてもらって覚醒自体を抑えるか、生活の様々な面で刺激を減らす工夫をすることが大切でしょう。

刺激を減らせるようになったら、ゆったりと何もせずに過ごす事を楽しむところからはじめましょう。ゆっくりお茶を淹れたり、早起きしても朝から仕事をしたりせず純粋に朝の空気を楽しんだり。そして、仕事や勉強は一般の人がしている量と同じ程度に留めておきましょう。

病歴が長く、いつも覚醒状態にあって一般の人の感覚を知らない人も、やはり薬を一度多めに出してもらって「なんとなくやる気が出ない」「何もする気がわかない」「ワクワクしない」といった状態を一度経験したほうがその後のコントロールに一躍買うと思います。多くの人がそうした状態が「ふつう」であるからです。

薬を飲んで調子が悪くなるのではなく、薬を飲んでいる状態が普通で、薬を飲んでいないと病的に調子が良いのです。私はそれが、この病気の症状だと思っています。

上手く病気と付き合っていきましょう。

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