それぞれの装備を、身につけて。
わたしの上司で驚くほどに、仕事をこなす人がいます。圧倒的な知識力、行動量、説得力、熱意、さらに相手への気遣い、気配り。女性ならではの、コミュニケーションの取り方。
どこを取っても、この人すごい!!と思わされます。一緒に仕事をするようになったあの日から、わたしの1番の憧れの人です。
けれども、ある日その人とご飯に行ったときのこと。
仕事上の悩みや人間関係でのモヤモヤ
自分の考えていることをたっぷり聞いてくれ
相談に乗ってくれました。
そして
わたしって実はこんなんやねん、って
今まで仕事上では見なかった顔を見せてくれました。それは聞いてよかったのかな、と思うところもあったけど、わたしからするとこんなに完璧な人でもどこかに、影があって…。
いい意味で衝撃だったんです。
そして、さらっと。
「だから、上手く行かなかったとしても、自分の性格を無理やり変える必要はないよ。それよりも、自分に合う装備をたくさん備えておくんだよ。」と。
ここでいう「装備」とは、愛嬌であったり、謙虚さであったり、自信であったり、努力であったり、明るさ、真剣さ、おどけてみる。
なんでも良いんです。
ただ、自分はこうやからこういう人しか、仲良くなれない。そんな自分より、どんな人とでも、なんでか仲良くなれちゃうのってどっちがワクワクするかなって
そう考えたとき、圧倒的に後者で。
そのためには、あらゆる装備を身につけておいて損はないなと思ったんです。
仕事で関わる人のなかでは、あ、この人苦手かもって思うことあるのですが、
わたしの場合そうなってしまうと一気に興味がなくなり、関わりたくなくなってしまうので
この人の「ここは」苦手だ。
と区別するようになりました。
そして溜め込むのではなく
雰囲気や場所、伝え方を考え、出来るだけ相手に届くよう、装備を身につけ伝えるようにしました。
重ーい雰囲気のなか重いことをいうのと
明るい雰囲気のなか重いことをいうのでは
ポップさというのでしょうか。笑
捉え方が少し変わってきます。
まだまだわたしには足りない装備もあるけれど、「完璧じゃなくたって、これからどんどん足していけばいいのよ。」
そう言ってくれた上司の言葉が
温かくて。
こっそり心の支えになっていることは言うまでもありません。
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