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誰かの声でまた起き上がれるように


冬の寒さに 打ちひしがれないように 誰かの声でまた起き上がれるように


卒業特集で、コブクロの「桜」が流れていて、その言葉だけが

耳に留まった。

「誰かの声でまた起き上がれるように」

数年前の私は、これが悪いこと、情けないことだと思っていた。

自分の力で前を向けない、自分で解決方法を見つけられない

そんな人は弱い人間だって思ってきた。


そう思っていたわけは、自分がいじめられてきたときに

悩んで苦しかったけれど、自分の力で立ち上がってきたから。

そんな自分を肯定したくて、強い思い込みがあった。


でも、本当に芯から強い人は

「誰かの声を聞いて、受け止めて、起き上がれる人」だと思う。


かつての私はこれが出来なかった。

誰かの「大丈夫?」という声も、心配も無視をして

弱い自分の殻に閉じこもって、勝手に一人で苦しんでいた。

でもそれでは、本当に前には進むことはできない。

本当に自分のことを大切に思ってくれる人さえも見失ってしまう。


自分の弱さを受け止めよう。

自分に声をかけてくれる人を大切にしよう。

誰かに助けてもらうのは、決して悪いことではない。恥ずかしいことではない。

感謝が出来て前に進める人になる。

最近の私の理想像です。


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