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TFT3.5 Patch 10.14考察

TFTはMind Masters 2020という公式の世界大会が開催されたのを機に興味を持ち、予選参加条件が日本サーバーの448位以内だった為、1週間前からゲームを始めた。200位辺りに滑り込み予選に参加できたが敢え無くSemifanalで敗退してしまったので研究成果を供養。

研究対象は中国、韓国、トルコ、アメリカ、ヨーロッパが中心。特に中国は情報収集手段が他の国と比べて特殊だったので敬遠しがちだったが、最新のメタを追うには中国が重要なのである程度の経路を確保して情報を仕入れることにしていた。(勿論日本のサイトや動画も見ている)

TFTは元から、Dota Auto Chessも中国が本場なのもあってどの国よりも中国が最先端をいっている印象を受けた(中国のメインサーバー以外でもLoLChessGGの世界ランキング一位のLPを余裕で超えてるサーバーが複数ある時点で化け物だが)ので、中国の大会(TOC)やラダー上位の配信、中国の攻略系サイトにあるガイドなど須らく目を通した。そこで得た見解を書き殴ってみようと思う。


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目次

①Patch10.14考察

②TierList

③Itemについて

④メタ(立ち回りなど)について

⑤あとがき

⑥追記

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①Patch10.14 考察

Patch10.14ではJ4を重ねられない場合、人権が無い劣悪な環境と言っても過言ではない。J4は✫1でもワーモグを投げ入れて酷使する。このPatchからTFTでも状況によっては連敗戦術やフルオープンを選択する必要性があり、lv6で大きく投資して連勝を狙うというムーブをする輩がいるくらい居た堪れない環境である。

唯一フロントラインで生き残れる術があるのはヴァンガード系統で、アストロスナイパーやサイバネに移行する。

構成のメタは終盤最強格のスターガーディアン、カスタマイズ性と柔軟性に重要なパワーカーブが優れているダークスターの圧倒的な2強で、これら以外は上位に入る為の妥協となる。


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②Tier List


SS Tier スターガーディアン、ダクスタ

A+ Tier アストロスナイパー

A- Tier メカ、サイバネ

B Tier 流れ者、シュレッターザヤ

C Tier バトルキャスト、ヴァンガードミスティック


順に解説する

★ SS Tier 

・スターガーディアン

パワーカーブはあまりよろしく無い事、アイテムの重要性が高いことから安定性はダークスターと比べて劣るが潤沢なアイテムを積んだフロントライン(J4、Neeko)、Syndraの必須アイテム(青バフ)、Lulu✫2辺りが揃っていれば最終盤は無類の強さを発揮する。Lulu✫2はダークスター相手に終盤勝ち切る用であり、他の構成が相手であればそれが無くても特定の状況以外でも勝てる。

J4 -  ワーモグ、ジーロット 、(Ionic Spark)

Neeko - GA 、(Ionic Spark)

Syndra - 青バフ、GA、ジュエルガントレット (火力系アイテムはジュエルガントレットを積む人が多いが帽子よりも優れているとの判断なのだろうか?解説系記事が見当たらなかったので不明だがこれと帽子の2択)

他は適当だがJannaにショウジン、Xerathにグインソー辺り積めたらハッピーセット。

アイテムに関しては攻守のバランスが非常に重要。特に守のアイテムを疎かにした場合はSyndraのアイテムがフルで入っていても長期的な戦いを好むこの構成においては配置負けや相手の投資タイミングなどにあたった場合に事故を生みやすい。

立ち回りは、J4が重ならず序盤からLvを上げることで連勝を狙えないと判断した場合、連敗戦術に行く事が多い。Lv6で大きく投資してシンドラを重ねていきつつ、J4Neekoにアイテムを積み重ねていけばLv8まで概ねシナジーを追加していく事で連勝を狙いつつ大きな資産を手に入れてスタガ6に移行できるためである。

一方で、連敗戦術からLv6でJ4Neeko Syndra辺りが重ならず(特にJ4は5~7人に確保されているのでプールが少ない)連勝を狙える形に収まらなかった場合、資産的な問題を抱えてスタガ6に移行できないリスクがある。パワーカーブ的にlv6とスタガ6、Lulu✫2 Soraka✫2 Xerath辺りを追加できた時とコアアイテムが積めた時にグッと強くなる構成であり、そこまでに行くための道筋を上手くする為には大幅な資産を得る立ち回り、コアアイテム以外でも最も強いアイテムを最適なキャラに積める状況判断が重要になってくる。カスタマイズ性が低くいつも同じような構成に落とし込める為、初心者にもとっつきやすい構成に見えるが、安定して上位を狙うためにはかなりの知識と経験を要する難しい構成である。


・ダークスター

序盤、中盤、終盤いつでも強く、構成とアイテムの柔軟性、カスタマイズ性が非常に高く、安定性がとても高い構成。

Shaco、Jhin、Xerathの3マンCarryで、5ダークスター(J4、Karma、Shaco、Jhin、Xerath)+2プロテクター(Rakan)+2スナイパー(Ashe)+ミスティック(Soraka / Lulu)+2インフィル(Ekko)。

Rakan抜いてモルデを入れて6ダークスターにしたり、Luluが重なったらRakan抜いてLuluを入れたり、Asheにダークスターのアイテムを入れたりするが、そもそも構成の幅が広すぎて色んな形に着地できるし、アイテム次第や状況次第でどれをCarryにするか変えられる上にスタガとほぼ同様の終盤力がある。

ちなみに中国以外ではJhinを中心にアイテムを積む事が多くShacoは添えるだけか除外して4ダークスターにしている棋譜が多いが、中国ではShaco中心でJhinを中心にアイテムを積むことはほぼない。理由は簡単だがShacoは序中盤からのキャリー力が凄まじく、連勝を狙い大きな資産を確保できること、単純にJhinよりも安定性に優れて溶かしたい相手を溶かせる事(流行りのダクスタはフロントが心もとない場合が多いのでJhinにCCが被弾しやすい)、逆にJhinに積んだらShacoに溶かされるのがしんどいといった理由。そもそもJhinは火力アイテム積まなくても4発目で溶かすのとShacoのアイテムスケーリングが高すぎる。

ShacoのビルドはGAが必須、RFCと血剣がコア。Shacoが★3になるかセレスティアルを序盤から作る形でない場合は血剣は中盤から大きな生存力を発揮し、RFCでCC外から安定したDPSを叩き出す事ができる。他はIE、グインソー(本当に最終盤のXerathへの布石)、Frozen Heart(RFCを積んでいない場合か、2インフィルのもう一人に積むのは心もとない場合)

6スタガのLulu★2盤面以外であれば、Ekko★2積んだダクスタでスタガを凌駕できる。対スタガは配置勝負でゼファーをうまくSyndra Jannaに当てられたり、J4のASアップを妨害する上から3,4列配置をする必要があるスキルマッチアップ。Shroud of Stillness(相手の必要マナがあがるやつ)もカウンターとしてかなり有用。Lulu★2ができたらLuluにShacoをぶつけないか、ぶつけてShroud of Stillnessとあわせて即溶けできる状況を作れれば勝ち筋となる。ちなみにLuluの配置場所は自由枠なので同格の相手であればゼファーをぶつけるのはほぼ不可能なので、位置制限をかけて機能を低下させられるSyndra Jannaを狙うのが好ましいと思う。

JhinのビルドはGAさえあればあとは何でも良い。IEが一般的だが 余りアイテムとしてThief's Glovesもよく見る。対スタガでDrachenklaueやTrap Clawはそこそこ優秀。

Xerathはお馴染みグインソー。

流行りのダクスタはShacoのアイテムさえ詰めれば他は色んな展開になる事が多いので、とにかくShacoのGA>RFC or 血剣を優先していく。J4は最終的にプロテクターが外れるので防具アイテムを積む事が必須ではないが序中盤重視であればワーモグやジーロット。勿論終盤もそのアイテムを積めたJ4は強いが、1位もぎ取るならJ4以外にいれたい駒が多かったりする。


★ A+ Tier

ここからはかろうじて人権がある構成たち

・アストロスナイパー

2ヴァンガード(Nautilus、Morde/Wukong)+4スナイパー(Teemo、Jhin、Ashe、Cait)+2ミスティック(Lulu、Soraka/Karma)+アストロ(Gnar)

序盤J4が揃えられずに泣きながらヴァンガードを揃えた時、J4プロテクター系統で序盤Bardを引いた時、青バフ作ってスタガ進行したが苦しそうな時、などの逃げ先として最有力候補。

2強に対抗できる力を辛うじてメタ的に持っている。Teemoの爆弾はスタガの三角形配置にモロに当てられるし、ShacoやSyndraのせいで防具アイテムはGA一択なので、GnarのCCが2強にかなり有効的な刺さり方をする。

Teemoのコアは青バフとモレロ+α 

ちなみに帽子帽子は理想論だが対スタガに非常に強い。棋譜自体は少ない。モレロ積んだ所でスタガやダクスタの回復阻害にはなりえない事が多い(回復量が多すぎる)ので、帽子帽子で破壊する思考は面白いなとは思った。ただ、如何せん2強いっとけ環境でアストロスナイパーは妥協なので、あまり開拓が進んでいない印象。一般的な青バフモレロがまだ多いし2強にどちらも回復阻害は有効なので要研究。


★A- Tier

・メカ

メカソサミスティック、メカインフィルなど

ダクスタでシャコをキャリーにしたがJ4がいない時、序中盤うまく運べずに金銭的な優位が乏しい時、スタガのアイテムの揃いが悪いがソサ系統で進めていた移行先として優秀。

また、お互いの4列目が使えないギャラクシー(準惑星)ではもう少しTierがあがる。

メカのビルド、インフィルならShacoとEkko、ソサならVictorのビルドが重要。上位逃げ切り構成であり、ミッドレンジ型の構成でもある。メカが出来た時とか特定の状況だけ強い。


・サイバネ

手痛いNerfをされたしもう少しTierは下かもしれないが特定の条件を満たしたり、アイテムが2個しか積めないギャラクシー(バイナリースター)では優秀。大会ではこのギャラクシーの時に唯一グローブスタートに人が集まる。ニーコバースでIreria★3にしたり、Ekkoの早期★2展開も優秀なのでそういった場合はサイバネを選ぶ事もある。

Vayneにアイテムを積むのは地雷。Ireriaにアイテムを積むべし。

スナイパーを入れずにWukongを入れて、Threshを添えつつ複数の駒を出す形だったり、Ireriaにインフィル添えたり、Ekko+Fizzだったりする形が多い。特にEkko+Fizzはメタ的にささる相手が多い。

超高密度、ギャラクシックアーモリーでも構成選択の視野に入る。


★B Tier

・6流れ者

中国の大会で辛うじて使われている。

スタガのSyndraのタピオカビームをシールド(8秒)で序盤耐えてくれるので、相手のフロントラインが脆かったらJinxが発動しやすい。あとBlitzがメタ的にかなりささるので相手の配置を乱せておいしい。ゼファーBlitzいたらスタガ側はJannaとSyndraかなり苦しい位置になったり、ダクスタ側はXerathかJhinは持ってかれるかフロントラインが手薄になる。ただ、如何せんGA入GPと、★2AurerionSolまで行ってやっと終盤勝ちきれるかもという険しい道程が待っている。ただ、駒が余っているので確率的にはかなり容易く揃えられる。


・シュレッターザヤ

何故か中国の大会では人気だが中国の最上位陣は絶対にやりたがらないNo.1シュレッターザヤ

TOCではシュレッターザヤが人気でブレマス6もたまにいたが、Patch10.14になりたての頃で今はかなり数を減らした(と思う)。何故ならJ4のプール数がかなり絞られている上に、とてつもないリスク(この環境でハイリロール)を犯して完成させたとしても2強に勝てないのである。

多分もっとTierは下だがトレードセクターだとやりたくなる気持ちはわからなくもない。


★C Tier

・バトルキャスト

SS(スタティックシブ)、赤バフ、ハリケーンを積んだKogが意気揚々と序中盤を溶かし、中盤移行はショウジンVictorが世界を制する勢いでクールな横顔をちらつかせるが、終盤最高速度で失速するゴミ。ちなみに勝ち筋はあるし大会でもほんのたまに使われるので一応入れた。

・ヴァンガードミスティック

中国以外の情報を収めた統計サイトによると勝率上位(4位くらい)に君臨しているのでとりあえず入れた。Jhinキャリー型には滅法強そうで胸を貼っているようだが、Shacoキャリー型にツンツンされたら終わりそうなのと、完成されたスタガに長期戦を挑むのは無謀そうなのと、試合展開の早さや資産運用的な部分で最先端の環境ではついていけるかどうか怪しい。中国では一切見ないのであまり研究していないが、これから何か発展があるかもしれない。


★その他

一応ニーコバースにおいては6ソサRivenの★3狙いであったり、6プロテクターオレソルキャリー型があったりとか言い出したら色々あるし忘れてるのも多々あるきがするが、大体こんなものだと思う。

ちなみに中国のトッププレイヤーは殆どの人がこの構成が強い、という表明をしているがダクスタとスタガの2強にしている人ばかりである。



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③Itemについて


BFスタート

大会において最も人気が高い

理由はGAは作り得だから。Shaco キャリー型においてGA+Shacoさえいたら結構強いし、スタガのNeekoも強い。どっちもコア。それにどんなキャラにいれても強い環境なのでShacoにチクチクされたくなければBF。だからってチェインベストから取るのは絶対に駄目。あのアイテムはGA以外作る先が微妙(Jhinキャリー型の環境と勘違いしている場合はブランブルベストがめちゃくちゃ強い印象を与えてしまうがそもそもキャリーは分散しているしスタガ相手にはゴミアイテムと化す)

ベルトスタート

次点

これは評価が分かれそうだったり、おそらく今はベルトスタートの評価が下がっているがPatchが当たったあとらへんの中国の本当のトップ層はベルトスタートをしているプレイヤーが多く見られた。少し下だったりメタに遅れているプレイヤーは群がるBFによってたかっていたが。

理由はJ4プロテクター系統の序中盤の戦力補強。特に揃いが悪くてもワーモグを作れば補えるし、Bard型だったらかなり有効なアイテムでもあるし、終盤でも防具として優秀な部分が多い。ワーモグ、ジーロットが特に優秀な環境で、余ってもトラップクロウ、モレロ、ヘラと合わせてプロテクター付与のアイテムに出来るのもでかい。


涙スタート

妥協or決め打ち 

スタガ、アストロスナイパー必須の青バフへの布石

正直リスク高いし序盤から欲しいアイテムではないのでBFベルトとれなかったらになる


棒orグローブ スタート

とれなかったら。サイバネや流れ者、スナイパーとか色々見れる。大体はShacoのRFCやBardのグインソー(Xerathへの布石)として取ることが多いが優先してとりたいわけではない。

ネガロトン、ムダニデカイロッド スタート

微妙

チェインベストスタート

GAの素材。フローズンハート、相手のマナを増加させるアイテムなど強いのはいるが別に率先して作るアイテムでもないので微妙。



余談だが大会前にスタートアイテムをどうするかずっと研究して頭を抱えてしまい、今まではベルトスタートで安定してスタガやダクスタに着地しやすい経路を確保できていたが、研究が進むにつれてダクスタはベルトスタートが必須ではない、スタガは不安定性のある序盤を連勝で進むにはベルトスタートが有効だがさらに研究が進めばニーコにGAさえ詰めればいいのでは?という結論を自分なりに導き出し、大会でもBFスタート一択な印象強くなってきてるし…と消極的な気持ちで大会でBFスタートしたら見事にGA作れずにベルトも来なくてスタガのフロントラインが柔らかすぎて敗退してしまい、ベルトスタートしなかった事を悔やんでずっと寝る時に魘された。ニーコにGAさえつめればいいわけない。

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④メタについて

Lv6で大きく投資してShacoを★2にする立ち回りが多い。スタガは状況に応じて色々あるが、青バフと他に幾つか条件を満たしていて(NeekoにGA、J4に防具、Syndraに火力かGA)連勝を狙えるのであればかなり★2まで回す。

ここらへんの判断がかなり難しい。

ハイパーリロール環境、ファスト8環境などあるが、今の環境は少し言葉にするのが難しい環境。なにせ連敗戦術やフルオープンが当たり前の如くのさばる荒廃した世界である。Lv6での投資をしつつ、レベル先行しつつ、肝心な時に大きく投資するメタという表現がよいかもしれない。Lv6での投資は、ShacoやSyndraの状況を加味した2強のやり方であって、他の構成に関しては触れていない。それに、状況に応じて立ち回りを変える必要性が強く、この環境で上位に安定して入れる人はTFTの経験や知識が豊富じゃないと難しいと思う。

TFTの研究をする際にプレイヤーによってプレイングが色々と違うな、と思っていたが中国の研究を始めてからその印象は覆って、メタに応じた最適なプレイングをどこまで煮詰められるかみたいな所がある気がした。その中で得た回答なら資産運用を上手くできたプレイヤーがかなり勝ちやすい環境ではないだろうか。


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⑤あとがき


TFTに関する情報発信はこれが始めてになるが、大会に負けたのがあまりにも悔しかったので今後も真剣に打ち込むゲームの対象にしたいと思う。

負けたプレイングがあまりにも頭にこびりついて魘される事が多くて、とある将棋の棋士の方は亡くなれれる瞬間、負けた時の一手を呟いたという話があるがそれと一緒にしていいものか解りかねるが少しその時の気持ちがわかってしまった。

Dota Auto Chessもそうだったが、オートチェス系統のゲームって寝る時に負けた時のシーンが脳内で何度も再生されたりしませんかね?こうしてればこうなってこう勝っていたとか、こうしても勝てなかったからそもそもあの時点から駄目だったとか、なんだが勝手に頭が動かされて凄く嫌な気持ちになるのが負けたくない気持ちのひとつなのかな、とも思う。

ゲーム系統だったら大抵そうなる気がするけど…。

⑥追記

・アストロスナイパーについて

日本は特に知名度が低く、中国以外でも注目度はそこまで高くないが中国では2強に並ぶと評価する人(中国の一番多い鯖の8位くらいの人)もいたりするくらいには強いとされている。ティーモがメインキャリーでJhinはアイテム火力系積まなくてもそこそこ火力出してくれるサブキャリー。lv8でTeemoの★3を狙う人が多く、中国の大会ではTeemo★3で「お前は、もう死んでいる」「何ー!?」というセリフと共にキャリーしまくるハイライト動画を大会の隙間で毎回見させられて面白かった。

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