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ヒーロ
2022年4月28日 23:38
短歌 コンビニの君のピンクの爪色が俺を透過し街を染めゆく 目覚めればいつもと同じ目覚ましの音。いつもと同じくすんだ天井。ブルーの毛布。10分早めに目覚ましの時間を設定してあるからまだ少しだけ余裕のある、いつもと同じ朝。枕元の目覚ましを止めて、時間を確認する。5時50分。目覚ましを止めた手を毛布の中に戻そうとして、いつもと違う指先の色が目に入った。私は身体を起こし、自分のものじゃないような爪を見
2022年4月14日 18:46
柱を傷つけたとき、すごく叱られた。「あんた何してんの!」 自分の背の高さの所で傷をつけて成長を確かめたいと思ったのだ。「この部屋は借り家なんだから、傷を付けたら弁償しなくちゃいけないんだからね」 書道の時間、誤って墨汁を服に垂らしてしまい、叱られた。「もう、何でもっと注意しないの。汚れたらなかなかとれないんだから」 ベッドの上でアイスを食べて叱られた。「ベッドの上で食べちゃ駄目でし