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臭うと言われた、仕事に一杯一杯だった私。

前職はとにかく休む暇のない仕事でした。
クリエイティブなお仕事で時間もお休みも決まっていない。
入りたての頃は毎日を過ごすのと慣れない家事をこなすのに精一杯で自分の生活はめちゃくちゃに。

今考えるとあり得ないこと沢山していましたが、この経験から学んだこともありました。
人間性を疑われるような内容ですが記録として書かせてください…

振り返って1番まずいと感じるのは
真夏でも2日に1回しかお風呂に入らなかったこと。
とにかく疲れて帰って次の日の朝も何とか起きて出勤する。
お風呂の時間も寝てたいと思った私は何故か2日に1回ルールを決めてしまったのです。
力仕事も多かったのでもちろん毎日汗だくで働いてそのまま寝て、2日に1回しかお風呂に入らない。
良くそんな状態に耐えられたな、と自分でも思います。
汗だくでシャンプー無しの2日目は耐えられなかったので髪を結いて気にならないようにしていました…

そして、帰ってきて着替えずにベッドインは日常茶飯事で。シーツがすぐに汚れるのを不思議に思っていましたが、今なら何故か考えなくても分かります。

自炊をしようとするも余った食材は腐り、
特に中途半端に残した生魚をゴミ箱に入れたまま放置していたのは、最悪でした。
いつからか小蝿が部屋中に飛ぶ様になり、
それでも最初の頃はとにかく寝ることしか考えていなかったので気にしていませんでしたが、
流石に不思議に思い発生源を探してみることに。
ゴミ箱の中は小蝿だらけ。
なぜか冷蔵庫にも大量発生していて、自分の情けなさに泣きました。

部屋は無茶苦茶、小蝿だらけ
放置していた飲みかけのコーヒーが
夏の暑さで破裂して帰宅したら大切なものがコーヒーまみれに。
大袈裟ですが、とにかく生きるのに必死でした。

洗濯も下手でした。
後回しにして着る服がなくなり、
汗だくになった服でも香りのスプレーをかけておけば大丈夫、とそのまま着たことも。
それでもやっぱり臭くなって何を思い立ったか冷凍庫にぶち込んだ事もありました。
本当に限界だったんだな、と感じます。

そしてその悲惨さを見つめ直すきっかけをくれたのが仕事関係でたまに会うお姉さん。
ある時そっと私に伝えてくれました。
「少し臭いが気になるから、何が原因か分からないけど考えてみてもいいかもね。
周りの人は男の人が多くて相談しづらいと思うから、何かあったら私に言ってね。」と。
そして後日制汗剤や、臭いケアのグッズをくれました。
言われた時は、顔から火が出るほど恥ずかしかったです。
きっとその人だけでなくて、他のみんなも思っていたんだろうな、とか、しばらく無茶苦茶な生活をしていたので、いつからかな、とか、頭の中でグルグル色々な事を考えました。
悲しくなって泣きました。
でも今思うと、伝えてくれたことに本当に感謝しています。でないと、その後もきっと気付いていなかったと思うので…
その後、私はこだわっていなかった洗剤もこだわり、ボディーソープや臭いケアのグッズも揃えて、自分を見つめ直すことができました。

無茶苦茶でも自分の問題だから良いと思っていましたが、やはり周りの人にも迷惑をかけるし、何より精神的にもずっと不安定な状態が続くのだな、ということに気が付きました。

きっと今、無茶苦茶な生活をしている人、いると思います。特に慣れないうちはとにかく仕事以外のことを考える時間なんてなくて。
でも、意外と後回しにしていたことで傷付くのは自分ですし、取り返しのつかないこともあります。
毎日5分でもいいので、例えばコンビニ弁当を電子レンジで温めている時間とか、自分のこと、生活のことを見直せると心にも余裕が出てきます。
ちょっとずつでも進めてみれば、きっと自分のためになります。

辛い思いをしている人への励ましと自分への戒めも込めて、今回のノートはここまでにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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