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夢の世界に別れを告げた

小さい頃からやりたかった事。
いわゆる夢を、私は叶えた。
叶えるのは簡単だったが、それを続けることはできなかった。
私は、その世界に別れを告げた。

小さい頃からやりたかったことだからこそ、そこに留まりたい気持ちも大きかったが、自分がこの先ずっといる場所ではないと感じてしまったのだ。
すんなり叶ってしまった私の夢。
しかし、その夢の仕事はなかなか過酷で、
夢の中にいた私はどこかで思っていた。
「やりたかったことはできた、あとは満足したタイミングで次の未知なる世界へ飛び出そう。」と。
夢の中にいた私は、次の世界が待っているというワクワクとも共に生きていたのだ。

しかし今、その次の世界にいる私。
望んでいたものは手に入った。
過酷な仕事ではない。お金もしっかりもらえる。
でもこの安定した世界の色が、私には沈んだグレーに感じて、何とも言えないモヤモヤの中をただ漂っているだけの気分。

辛くても、夢の中た、輝かしい未来が待っていたそんな今までの自分から、そのキラキラした部分が全てなくなった気がして、私は何のために何をしているんだろうと感じてしまう。

新しい世界が不満な訳ではない。
いくらでも自分次第で良いものにできる環境。
でも、ギャップが大きすぎて生きている意味が見つからない。

そんなことを考えてしまうこの頃。

あの頃は楽しかったと涙が出てくる。

夢の世界から地上に降りた私はこれからどうやって生きていこうか。

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