「あなたはいつ自分が異性愛者だと気づきましたか?」
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「あなたはいつ自分が異性愛者だと気づきましたか?」

夢乃くらげ

みなさん、こんにちは。夢乃くらげです。

タイトルの「あなたはいつ自分が異性愛者だと気づきましたか?」という質問は、10月24日に行われた向島まつり2021のライブラリーカフェという企画に参加した際に参加者のみなさんにわたしがきいたものです。この日、LGBTQについてのトークと交流をしていたライブラリーカフェにお友達と参加し、わたしはこの質問をぶつけました。

本来は「セクマイの人に聞きたいことはありますか?」という趣旨の質問用紙だったのですが、そこにセクマイでない人への質問として、わたしは「あなたはいつ異性愛者だと気づきましたか?」と書きました。

この質問をするとほとんどの人が「うーん...」と考えてしまい、すぐに答えが出ません。初めて考えた、意識した人が多数だったのです。そんなことから、考えたことを書いていきたいと思います。

「異性愛者」だと気づいたとき

わたしがした質問、「あなたはいつ異性愛者だと気づきましたか?」に対して、いろんな答えが返ってきました。初恋のとき、小学生くらいのとき、異性を意識したとき、アイドルを好きになったとき、など。みなさん、こうかな?という感じで、はっきりと、この時期です!と答える方は少なかったです。

多くの人は、「いつ異性愛者になったか」ということを意識したことがないようでした。それは、わたしにとってはびっくりする事実です。なぜなら、わたしにとっては子どもの頃から意識せざるを得なかったこと(わたしはパンセクシャルで恋愛に性別は関係ありません)だったから。「自分は普通じゃない」というのを意識させられることが当たり前だったし、「自分は何者なんだろう?」とさえ思いました。
しかし、質問した人たちはそういったことを意識したことすらなかったのです。

そのため、この質問で初めて意識してもらえたのはとても良いことだったと思いますが、正直、驚きでした。

マジョリティが持つ「特権」

「自分が異性愛者だと意識したことがない」というのは、言い換えれば「異性愛者というマジョリティの『特権』」があるからです。

それは何かというと、意識して悩んだり、考えざるを得ない状態にはならないということ。異性愛者というマジョリティであるからこそ、特に気にすることもなく、生きていけるということ。そういったものを「特権」と言います。

この「特権」は異性愛者だけでなく、あらゆるところにあります。日本に住んでいて日本国籍があること、日本語がわかることや読めること。健常者であること、など。1人の人間には、マジョリティな部分とマイノリティな部分がそれぞれ存在し、誰しもが何かしらの「特権」を持っているのです。

今回は異性愛者についての「特権」を書いているので、そこばかり意識されているように思えるかもしれませんが、いろんなところに「特権」はあり、誰しもが持っているものであることを忘れないでほしいと思います。

異性愛者であるという前提

世の中は「異性愛者であること」を前提としています。「好きな人は?」という質問には「(異性の)好きな人は?」という意味が含まれていることがほとんどです。そういったように、異性愛者であること、それが前提となっている場面が多くあります。

それは異性愛者がマジョリティであり、セクシャルマイノリティが想定されていない社会であるから。また前項で書いたように特権を持っているからです。日常のあらゆるところでマイノリティは排除されています。排除することに何も感じない、意識することもない人が多数なのです。

しかし、実際にはセクシャルマイノリティの人たちが同じ社会の中にいます。自分の周りにはいないという方もいらっしゃると思いますが、左利きの人と割合としては同じくらいセクシャルマイノリティの人はいると言われています。左利きの人に会ったことはありますか?多くの人がはいと答えるでしょう。セクシャルマイノリティの人にも知らない間に出会っているのだと思います。

異性愛者であることを前提に話を進めていく中で、「わたしは異性愛者じゃない」と言える人は少ないと考えます。そういった事情から、周りにセクシャルマイノリティの人がいることを知らないままでいることが多いのです。

知ってもらうことから始めたい

知らないものを意識することはできません。セクシャルマイノリティを知らない人に、「異性愛者前提の話し方はやめよう」と言っても何のことかわからないと思います。知らないことについて、考えを深めたり、思いを巡らしたりすることができないのであれば、知ってもらうことから始めたい。わたしはそう思っています。だからこそ、こうして文章にしたり、ラジオで喋ってみたりしているのです。

あなたの周りにセクシャルマイノリティの人がいないとしても、ここにわたしがいるということを知ってもらうだけで、セクシャルマイノリティという人が存在することを認識できると思います。わたしは、性自認がなく、性別関係なく人を好きになり、複数恋愛もする人です。こういう人もいるのだ、という体験があれば、マイノリティに対してどうすればいいのか考えていくことができます。

マイノリティを無意識に排除してしまうのではなく、マイノリティな人とも生きていくためにどうすればいいのかをわたしは共に考えていきたいです。わたし自身も全てのマイノリティについて知っているわけではありません。日々、勉強しなければならないと考えます。

わたしはわたしのことを開示することによって、多くの人に「こんな人もいるんだ」ということに気づいて欲しいのです。そのために活動していきたいと思っています。

あなたも知ることから始めてみませんか

わたしのnoteや、他の人の文章、YouTubeなどから、セクシャルマイノリティについての情報が今は気軽に手に入るようになりました。自分が見やすいなと思うコンテンツから、知ることを始めて欲しいと思います。この記事をきっかけに、少しずつ視野をひろげて、今まで意識していなかった問題を考えてくださると、とても嬉しいです。

今回はわたしの体験からセクシャルマイノリティについて主に書きましたが、世の中にはいろんなマイノリティ、マジョリティがあります。それは日常に強く影響しています。ぜひ、身近なこととして考えてみてください。自分にはない視点があることを知ることは、より良い未来を作ることに繋がるのではないでしょうか。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。夢乃くらげでした。

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夢乃くらげ
こんにちは。普段、思っていることなどを書いている夢乃くらげといいます。セクマイ、嫉妬について、いじめや虐待、不登校や引きこもり、いろいろなことの感想など、幅広く書いていこうと思っています。良ければ読んでみてください。