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多数決の法則

こんにちはこんばんは yumenohi です。

多数決の法則とは?

今まで当たり前に使っていた多数決という言葉。
ポンコツの私は、深く考えた事がありませんでした。
反省です。少し学んでみます。


多数決の法則は、古代ギリシャの民主主義においても用いられていたことから、その起源は古代にまで遡ります。

中世以降、ヨーロッパでは、多数決の法則は、都市国家や共和国において用いられるようになりました。また、近代になると、フランス革命を契機に、多数決の法則は、民主主義の原則として広く受け入れられるようになりました。

日本においては、明治維新以降、近代国家の建設に伴い、多数決の法則が導入されました。1889年に制定された大日本帝国憲法では、議会においては多数決によって議案が可決されることが規定されました。

多数決の法則とは、ある集団において、その集団の構成員の過半数の意思が集団全体の意思として扱われる法則です。例えば、100人集まって、51人が賛成し、49人が反対した場合には、賛成の意見が多数決によって採用されます。

多数決の法則は、民主主義の根幹をなす原則であり、選挙や議会において広く用いられています。また、日常生活においても、会議や打ち合わせ、スポーツの試合など、様々な場面で応用されています。

集団の意思を迅速かつ明確に決定することができる、
しかし、少数派の意見を無視する可能性がある。

なにより、注意したいのは
「多数派の意見が必ずしも正しいわけではない」
という事でしょう。

バンドワゴン効果と呼ばれる認知バイアス、
これは、人は多数派の意見に流されやすいという傾向があります。
多数決の法則において、この認知バイアスが影響すると、
間違った意見が多数決によって採用される可能性があります。

多数決以外の意思決定を決める手段もあります。

例えば、合意形成コンセンサス形成と呼ばれる意思決定の方法があります。合意形成やコンセンサス形成では、すべての参加者が納得できるまで議論を続け、最終的にすべての参加者が合意できる結論を導き出すことを目標としています。

合意形成やコンセンサス形成は、少数派の意見を尊重するという意味では多数決よりも優れていると言えます。しかし、合意形成やコンセンサス形成には、時間や労力がかかるというデメリットもあります。

また、コンセンサス形成は、合意形成よりもさらに厳格な意思決定の方法です。コンセンサス形成では、すべての参加者が納得できるだけでなく、賛成だけでなく反対する理由も理解し合うことを目標としています。

コンセンサス形成は、少数派の意見を尊重するという意味では最も優れていると言えますが、実現が難しいというデメリットもあります。


多数決の法則の注意したいことをもう少しだけ、、、。


  • 少数派の意見を無視する

多数決の法則では、過半数の意見が集団全体の意思として扱われます。そのため、少数派の意見は、たとえ正しい意見であっても、多数決によって無視される可能性があります。

例えば、ある集団で、新しい政策を導入するかどうかを多数決で決定したとします。このとき、少数派は、新しい政策が集団にとって有益ではないと考えていますが、多数決によって新しい政策が導入されることになりました。この場合、少数派の意見は、多数決によって無視されたことになります。

  • 正しい結論に至らない

多数決の法則では、集団の構成員の意見が偏っている場合、正しい結論に至らない可能性があります。

例えば、ある集団で、ある問題に対する解決策を多数決で決定したとします。このとき、集団の構成員の多くが、偏った情報に基づいて意見を述べている場合、多数決によって正しい結論に至らない可能性があります。

  • 不公平な結果を生む

多数決の法則では、集団の構成員の人数によって、結果が左右される可能性があります。

例えば、ある集団で、ある問題に対する解決策を多数決で決定したとします。このとき、集団の構成員の人数に差がある場合、人数の多い集団の意見が多数決によって反映され、人数の少ない集団の意見は、不当に無視される可能性があります。

このように、多数決の法則は、集団の意思を反映する有効な手段ですが、上記のような悪い使われ方をすると、少数派の意見を無視したり、正しい結論に至らなかったり、不公平な結果を生んだりする可能性があります。

「迅速に」
「早急に」
結論を~
なんて言葉が聞こえてきたら
注意した方が良いようです。


今日も一日、良い日でありますように!



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